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私の望遠レンズ履歴書 ⑪ ソ連製のミラーレンズMTO500ミリと1000ミリはwin時代の私の重要なFotoAugeであった クラシックレンズレンタルサービスTORUNO

超望遠レンズでミラーレンズと言うものがある。日本で最初にミラーレンズを出したのはレフレックスニッコール500ミリ明るさエフ子であった。同じ時代の500ミリの望遠レンズの屈折式光学系のものはその重さは7倍位あったであろう。しかもレンズの全長が非常に長い。報道写真関係など機動性を要する撮影では屈折式の超望遠レンズはまず使うことができなかった。当然の話である付属品として大きくて重い木製三脚も付いていた。これではモチーフをスピーディーに追跡するなどと言うのは無理である。日本工学が出した多くのレンズの中で1番私が評価しているのはこのレフレックスニッコールだ。1000ミリのef 11とか少し時代が下って500ミリのef 8と言うのも出しているが、私が仕事で使用するので1番重要なレンズは明るさはどうしてもf5 が必要であった。その理由と言うのは当時のカラーフィルムの感度が25であったためだ。日中の最も明るい光の状態でも手持ち撮影で500分の1秒が1000分の1秒で撮影するときにはレンズの明るさは最低F5でないと使い物にならないのである。

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