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私の望遠レンズ履歴書⑩KOMURA500mm f 7のレンズをKillfitのミラーボックスで使う クラシックレンズレンタルサービスTORUNO

現在のレンズ世界と50年前のレンズ世界の間で何が違うかと言うとこの2つの間にはレンズブランドのステータスの連続性は全く断ち切られていると言うことである。言い換えればOEMの生産が普通になってしまっているからカールツアイスのレンズは信州中野の子子流作っていたりする事は不思議でもなんでもない。しかもありがたいことにというか皮肉なことにというか、そのレンズ性能はどこのメーカーでも極めて高性能であったからこうなってしまうともはやメーカーの差額と言うのはブランドの差と言うことになってしまう。例えばシグマと言うレンズメーカーがあるが私がヨーロッパに出かけた1973年と言うとちょうどσがそれまで海外に輸出していたレンズブランドだがこれから国内でも売りますと言う広告をカメラ雑誌などに出していた当時であって全く無名のレンズブランドであった。それに私が手を出したのはその性能がどうこうと言うよりも単に安いからである。それが今では100年からあるメジャーなレンズメーカー光学メーカーと同等に並んでいるのである。そういう下克上の状態が非常に面白い。

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