外国ではじめて合唱の練習をするときに思ったこと(言葉の問題 後編)
前回の続きです。
実際に練習に参加してみたら
実際に合唱の練習に参加してみると、まったく言葉がわからない訳ではありませんでした。レッスンの内容だけなら、理解できている範囲は70%〜90%くらいでしょうか。
楽譜、さっき歌っててリズムがずれたところ、和音がはまらなかったところ、音とりの練習中にピアノなしで歌ってみて、途中で音がわからなくなって脱落者が多数出たところなど、手がかりがたくさんあるので、話の流れから大体推測ができます。
ただ、人によってアクセントが聞き取りにくいので、この点はこれから耳を慣らしていく必要があります。以前ご紹介したように、多民族国家のシンガポールでは、公用語は英語。英語といっても、シングリッシュと呼ばれるシンガポール独自のアクセントや、インド英語など、アクセントも多様です。経験上、一番いいのは、たくさん聞くこと。聞く量が増えれば耳が慣れて、その人その人のアクセントや発音の法則が自然とつかめてきます。
本当に難しいのは
練習をはじめてみて気付いたのは、雑談、おしゃべりが本当に難しいということでした。
練習から内容が離れると、その人たちやその話題のバックグラウンドを知らないと、聞き取れた単語、知っている語彙からの推測ができなくなります。
それから、hang out なんて動詞は、ふだん自分のまわりの人たち(つまり、職場の人たち)は使わないのでドキドキ。coolというあいづちも、仕事では聞きません。
なんてやりとりも、7年ぶりです。当時通っていた英会話学校で習ったことを思い出したのは、言われてしばらく経ってから。「えーと、週末にやってること?」なんて的外れなリアクションをしてしまいました。
正直、雑談はまったく理解できないこともしばしばです。でもこのあたりも、徐々に慣れていくしかないですね。休憩中や練習のあとの食事会で、少しずつ慣れていきます。合唱の醍醐味のひとつは、団員とのつながりですもんね。
これから
身につけた語彙や言い回しは、このnoteでいつか紹介したいなと思います。
音楽レッスンの英語の言い回しを集めたサイトや本などご存知でしたら、ぜひ教えてください♪
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