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「終活アドバイザー」資格取得への道 -5

終活アドバイザーについて紹介する5回目のnoteです。前回の高齢者を支える制度についてはvol 4のnoteをご覧ください。

今回は終末期の備えと住まい、医療について学んでいきます。

2-7 高齢者住宅・施設

高齢者になっても長年住み慣れた地域、住居に住みたい人は多いと思いますが、判断能力や体力の衰え、病気等により住み替えも必要になりそうです。では、高齢者の住み家としてどのような選択肢があるのでしょうか?

主な高齢者住宅・施設
1. シルバーハウジング
2. ケアハウス
3. サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
4. 住宅型有料老人ホーム
5. 介護付有料老人ホーム・入居時自立型
6. 介護付有料老人ホーム・介護型
7. 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム/特養)
8. 介護老人保健施設(老健)
9. 介護医療院
10. グループホーム 

U-CAN 終活アドバイザー講座テキストより引用

基本的には見守り、食事、介護、看護、医療の有無により選択が分かれています。これだけ分かれていると、自分の将来の住み家に不安を感じるかと思います。実際にどれくらいの割合いかを国土交通省の資料から見てみましょう。

高齢者の住宅事情

第3回サービス付き高齢者向け住宅に関する懇談会資料より抜粋
(https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001326861.pdf)

ご覧に頂いた通り、有料老人ホームやサ高住が増えているようですが、広さなどサービス内容は資金により大きく幅がありそうです。同資料では、サ高住のうち25平方m以上の住居は1/4未満ということで、決して希望的な終の棲家でなさそうです。さらに認知症と診断されると、選択肢は狭まります。U-CANの資料では、認知症でも入れる施設は6,7,8,10となっています。

2-8 高齢者の医療と意思の表示

このレッスンではおもに認知症について書かれています。85歳以上の約4割が認知症と言われているそうです。もし自分の両親が認知症になったら…家族だけで支えるのは難しいそうです。厚生労働省が推進する認知症サポーターや家族の集まりなどに参加して、どのような支援を得られるかを考えたいです。

認知症サポーター
自治体などが行う認知症サポーター陽性講座を受講し、認知症についての正しい知識をもち、認知症の人と家族を見守り支援する応援者

U-CAN 終活アドバイザー講座テキストより引用

また、このレッスンでは自宅などで医療や介護を受けるステップが書かれています。

自宅で治療を受ける
① 治療方針を決めて医師に伝える
② 介護保険の申請をする
③  ケアチームを作る
④ 最期のときのことも考えておく

U-CAN 終活アドバイザー講座テキストより引用

名称未設定のデザイン (1)

この中で、とくにケアチームを作るところは大切ですので、それぞれの役割を記載しておきたいと思います。

ケアチームのイメージ
● 医師:訪問診療や往診による治療へ健康管理
● 看護師:健康管理、医師の指示のもとでの処置
● 歯科医師:口腔ケアや歯の治療
● 理学療養士・作業療法士:各種リハビリ
● ケアマネージャー:ケアプランを作成する。サービスの手配と調整
● ホームヘルパー:各種訪問介護サービス
● ボランティア:見守りや支援

U-CAN 終活アドバイザー講座テキストより引用

これだけの多くの人が関わると、認知症傾向があるととてもスケジュールが出来なさそうです。家族だけで頑張るのではなく、今ある制度を上手く使って、お互いの生活の質を保ちたいですね。

本日は、高齢者の住宅と認知症のレッスンについて記載しました。

今住んでいる家は、80歳になっても住みたい家ですか?

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