音楽活動のコツ__15_

手っ取り早く子どもに音楽をやらせる方法

・楽器
・英語
・プログラミング

親が子供に習わせたいものベストスリー(じゃなかったりして)

どれも何歳からでもできると思うけど、できれば若年で始めたほうが「一生もの」になる確率は高そうだ。僕も2児の親だから、特に英語ができる人生って明るいのかな、と思う。自分ができないだけに。

僕がギター教室を開催していたころ、よく受けた相談の中に「子供にギターをやらせたい」というものがあった。

プロミュージシャンに育てたい、というよりは、音楽を生涯の友として子どもに趣味を持たせてやりたいという親心からの申し出が多かった。

僕としてもあらゆる要望に応えてあげたかったので小学生に向けたレッスンも実施してみた。

そこで感じたこと。

「親がやらせたい」って思いだけじゃ、子供には酷ってこと。子供たち、「サッカーの方が好き」って言ってたもんね(笑)

子供に音楽をやらせる方法

子供に音楽をやらせたい親御さんの悩み、実は高い確率で子供をその気にさせる方法がある。

それは、

親が楽しそうに音楽をやる

という、考えれば「納得」の方法だ。子供は進んで音楽をやるようになる。

キモは「楽しむ」こと。上手いとか音楽活動してるとかは関係ない。第一、子供に親のギターが高いとか、上手いとか、いい音とかわからないんだから。

子供の狭い世界の中では「親が楽しんでいる」という状態はおそらく最高にハッピーなんだろう。必ず前のめりで一緒にやろうとする。

うちの子と従妹の子で実験したから間違いない(笑)アイツら、楽器を壊す勢いで楽しんでた^^

楽しむことから音楽に入ると、おそらく一生音楽に関わる確率が高まる。これは音楽以外にも同じことが言えると思う。英語もプログラミングも「好き」を軸にやらせてあげたいよね。そこに親のエゴをちょっと盛って。

子供は親の背中を見て育つ

子供は親の背中を見て育つ。改めて言う必要もないくらい真理だ。

子供にとって、親は世界そのものだ。親をマネして生き方を学んでいる。その”親からの学び”の中に音楽を入れてやればいい。

と、ギターを30年も弾いてきた僕だから簡単に言うことはできるけど、音楽になじみがない親御さんにとっては無茶苦茶だよね。親が楽器教えろだなんて。

だからこう考えてる。

お子さんにギターをやらせたい親御さん向けのギター教室

とか

子供と一緒に参加できるギター弾き語り教室

とか。

これ、子供を起点にするのではなく、お父さんお母さんを起点にする。僕が親御さんに教えて親御さんは自分のお子さんに教える。

人に教えるとなると本気になるし、自分の子ならクセもわかってるから、かなり効率いいと思うんだよね。親子で同じ趣味があるなんて最高じゃん!

ということで、近所にオープンするカフェで、ギターワークショップを依頼されているのでそんな企画を考えてみたい。

楽器は難しい

楽器は本当に難しい。僕はギターを30年弾いてても自分の演奏に満足したことは無いし、ここまでできればもうよい、というリミットがない。

だからこそ一生楽しめるのだし、やりがいを感じられる。

楽器って筋肉と一緒だと思ってる。

ゆっくりつけた筋肉は、筋トレをしなくなってもゆっくり衰退していくけど、過度な負荷をかけて急激につけた筋肉は、トレーニングをやめた途端に落ちていく。

音楽も似たようなところがある。地道にコツコツ続けたことはちょっとやそっとじゃ自分から居なくならない。

この地道にコツコツが音楽には必要だけど、これって本当につまらないんだよね。だからこそ、親も子供も楽しむ!そんな音楽環境が作れれば、子供に無理やり教室に通わせて、結局楽器をやめちゃう、ことになりにくいと思うんだ。

僕ができるとすれば、そんな環境づくりのお手伝いだよね。僕が教えたらうまくなるだろうなぁ~(笑)

さいごに

人の幸せがモノの消費からコトの消費に変わりつつある現代で、”親子一緒に楽しめる”体験が注目されている。

これは楽器に関しても例外ではないと思う。

親にも思いがあるように、子供たちにも思いがある。

どちらの思いにもフタをしないためにも、楽器に触れる入り口を作っていけるといいな。

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