発言、自己主張することの大切さ!~世界の教育とのギャップ~
私が教師をしていてすごく気になること。
それは、子ども達の授業中の発言が少ないことです。
特に低学年の頃はやる気に満ち溢れているので、
「ぼく、私の発言を聞いて!」
と言わんばかりに多くの子が挙手し、指名されないことに対して不満そうな顔をするという姿が見られます。
しかし、学年が上がるにつれて挙手をする子(自分の意見を主張する子)が減り、一部の決まった子のみの発言で授業が進んでいくということです。
1.発言・自己主張しない原因は?
きっとその背景には、子どもの得意・不得意に関わらず、必要感に関わらず、決められた内容をみんなで同じように学習するという授業スタイル。
それにより、“できる子”と“できない子”の線引き、“好き”と“嫌い”との線引きが子ども達の中でされてしまうことにあると感じています。
その結果、自分で“できない”と感じたことや“嫌い”と感じたことへの著しい意欲の低下が見受けられます。
「なんでこんなことをやらなきゃいけないんだ!」
「自分には必要ない!」
と感じながらもやらなければならない(やらされている)現状。
そう考えると意欲が低下した状態が続くのも理解できます。
理解できないから意見を持つこともできないし、嫌いだから発言をしようという気にすらならないのです。
2.世界の教育とのギャップ
私がスペイン語の学習を始め、世界に目を向けるようになってからは、海外と日本の教育の違いを感じることが多くなりました。
私の語学の先生はコロンビアに住んでいます。
コロンビアと日本を行ったり来たりしながらスペイン語を教えてくれたり、様々な国を訪れてその国々の情報を教えてくれたりします。
そこで先生がおっしゃっていたことは、
「コロンビアでは授業中、自分の意見を主張する子が誉められ、静かに座っている子が怒られるんですよ」
「だから一般的に、日本では先生の言うことを聞かない手のかかる子がコロンビアではいい子で、先生の言うことを聞いてみんなと同じようにしている子がダメなんです」
自分の思ったことは言葉にしないと伝わらない文化だからだということを教えていただきました。
“空気を読む”なんてことは海外では、絶対にあり得ない!
今後、外国人をアテンドしたり、世界で仕事をしようと思っているなら、そこを理解して自分の意見を伝えることを大切にして下さいと言われました。
“空気を読む”ことに関しては、さかいとしゆきさんのnoteに詳しく書かれていましたので、以下の記事をご参照下さい。
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3.終わりに
日本政府観光局の発表では、「2020年には4000万人、2030年には6000万人と、実に日本の総人口の半分に匹敵する外国人が一年間で訪れることになる」との予測がされています。
そのため、今後日本や世界で活躍していく人には、外国人とも渡り合える力。
つまり、自分の意見をしっかりと相手に伝える力が必要だということです。
“空気を読んでいい子にしている”
なんてつまらない!
もっと個性を生かしアピールして、自分らしく輝いていきたいですね。
noteを最後まで読んでいただきありがとうございます。
もしよろしければ、こちらの記事もご一読下さい。
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36歳から始めたスペイン語。新しいことを始めるのに遅すぎることはない!強いマインドがあれば大丈夫! 私はここで日本と世界との情報を共有すること、また、自分の経験を通して一人でも多くの人に学ぶことの楽しさを伝えていきたいと思っております。 よろしければぜひサポートをお願いします。