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「知らない=ダメ」という方程式

昨日、授業参観があった。
小学校生活最後の授業参観だけあって、多くの保護者が参観に来てくれ、“感謝の集い”は大成功!!
手紙を読む場面では、保護者だけではなく、子ども達も涙を流すという感動の会に。
親子の絆の素晴らしさを実感した素敵な時間となった。

今日のnoteは、その後の学級懇談会での話。

1.子ども達のインターネット事情

スマホ、タブレット、パソコンにSwitchなど、子ども達は日々インターネットを利用して過ごしている。
私の学級の児童を見ると、Switchは9割程度の児童が持っているし、スマホやタブレットは6割程、その他、家のパソコンを使っているという子が若干名いるという感じだ。

全国的に見ても、スマホデビューは小学校高学年からというのが多いようだ。

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参考:小中学生の学年別スマホ所有率 | モバイル社会研究所
http://www.moba-ken.jp/whitepaper/18_chap4.html


特に今私のクラスで流行っているのが“フォートナイト”というゲーム。
Switchを持っていればダウンロードして遊ぶことができ、オンライン上でクラスの友達と対戦したり、協力してプレイすることができるようだ。

また、ゲーム以外の利用状況としては、You TubeにTikTok、LINEにInstagramがほとんどを占めている。
こちらも、調査結果と同じ傾向↓

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参考:青少年のインターネットの利用状況(利用内容) | 内閣府
https://www8.cao.go.jp/youth/youth-harm/chousa/h29/net-jittai/pdf/sokuhou.pdf

今や親世代よりも子ども達の方が時代に乗り、インターネット上のプラットフォームを使っているのが現状。


2.保護者のインターネット事情

さて、そんな中、保護者はそれをどう受け止めているのか。
昨日懇談会で話題になり、ハッとした。

一言で言うと“何も知らない”のだ。

今、これだけLINEやTwitter , Instagram、You TubeにTikTok、noteやBrain等、様々なプラットフォームが出てきている中、
「え~、何それ!?」
「全然知らな~い」

と口を揃えておっしゃる保護者の皆様。

それどころか、良く知らないからこその偏見発動
「スマホ持たせてLINEやるようになったら、友達とのトラブル起きて大変だよ」
「変なサイト(Hなサイト)見るようになるよ」
「やっぱりまだ持たせない方がいいね」
「じゃあ、いつ持たせればいいんだろう??」
「持たせるタイミングって難しいよね」


この無限ループ···

もう中学生になるんだから、そんなの子どもが持ちたいって言ったときに持たせて、使い方教えてあげればいいだけじゃん。
友達とトラブルが起きたら、一緒になって考えて解決してあげればいいだけじゃん。
その覚悟がないし、良く知らないからダメって···
子どものチャンスを奪うことにつながるんじゃない!?

つまり、保護者の頭の中では、「知らない=ダメ」という方程式が成り立っているらしい。

とか言う私も、教員の世界にどっぷり浸かり、このnoteと出会う前までは、この保護者様と同じ考えに至っていたと思うので、そう考えるとハッとした。

スマホは私たちの生活を快適にするためのツールなんだから。
スマホに使われ、スマホに支配されちゃあダメだよね!!

参考までに↓↓↓


3.終わりに

もちろんスマホを持たせてSNSを利用したがために起こってしまった事件や、巻き込まれてしまった事件はある。

だからこそ、親が子どもに正しい使い方を教えてあげなければいけないのではないだろうか。
学校に頼っていてはダメで、子ども達に任せきりにすると大きなリスクが伴うこともある

ということで、私ははっきりと、
「我が家は中学生から持たせるつもりです」
「高校生から持たせるよりも中学生からの方が親同士の繋がりがあり、トラブルが起きたときも対処しやすいからです」
「LINEのチェックをするとしても、高校生よりも中学生の方が子どもの抵抗感が少ないと思います」
「情報発信の仕方等、スマホの上手な使い方を早めに教えていくつもりです」
と伝えて終わった。

そうしたら、
「そうかぁ。先生が言うように色々と調べて教えていかないとダメかもしれないね」
という返答が。

わからないことは調べる時代!

だからこそ「知らない=ダメ」ではなく、調べて判断する
調べて、提供して、子どもに選択させる等のことを、我が子のためにぜひともしていきましょう。


36歳から始めたスペイン語。新しいことを始めるのに遅すぎることはない!強いマインドがあれば大丈夫! 私はここで日本と世界との情報を共有すること、また、自分の経験を通して一人でも多くの人に学ぶことの楽しさを伝えていきたいと思っております。 よろしければぜひサポートをお願いします。