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小学生年代、全国大会につながる数少ない大阪予選中央大会に下カテゴリーから参加させてもらいました。(JA全農チビリン2020年大阪府大会)

公式戦独特の雰囲気、チームのエンジンがかからない中、上級生に混じりながらも、物怖じせずにいつもどおりのプレイ。日頃の緊張感のあるトレーニングのおかげか、焦らず、周囲を見ながら落ち着いてプレイしている姿に、少しの逞しさを感じました。

結果は土壇場で追いつかれ、PK敗退という悔しい結果。チビリン独自の3ピリ制の中、初戦の1ピリのスタメンDFで無失点は及第点。地区予選のように3ピリに出れなかったのは、チーム戦術があるとはいえ、まだ信頼を得れてない証拠。それは本人も自覚しているようなので、またこのステージに立つ時は、フル出場していることを期待。


初日の16チームの試合を通じて感じたのは声の量と質

この雰囲気に打ち勝つため積み重ねてきた自信が「声」となり、その声がプレイを後押ししているチームは、勝敗に関係なく強いチームでした。もちろんその声はコーチングスタッフによるものではなく、ピッチ上の選手によるものです。


試合中に「声を出す」。その理由は?

試合前の円陣での「がんばろう!勝つぞ!集中しよう!」はまだしも、プレイ中の優先度では低い。コーチングスタッフから「声を出せ」の指示があった時に出る選手の声は、「ナイス!サンキュー!」がありがち。これらも悪くないけど…

チームにおける声の本質は「指示と要求」。強いチームは、それができている。そして指示と要求がポジ中心。ネガであっても、相手をリスペクトしているから、マイナス方向には行かない。

[指示と要求によって]
 ・連動した声はチームの一体感と躍動感が生まれる
 ・相手に見えない威圧感を与える
 ・ひとつ先のプレイイメージが見えて落ち着く
 ・仲間を鼓舞し、気付きと落ち着きを与える
 ・自分の気持ちを高める
 ・意思を表明する、要求する
 ・応援サポーターが増える

対戦して負けた相手も、J下部を追い込んだ某チームも、序盤は硬くてもこれらを体現することで自分たちのペースに持っていき、気がつけば応援の声も増えていました。

そして、声が出ている選手は、やはり目立ちます。


声のトレーニング

声もリフティングやドリブルと同じで、意識して練習しないと身につかないと思う。「指示と要求」の目的を落とし込み、パス回し練習から試合形式まで、声の本質を理解して、練習に取り組んでほしい次第です。特にGKとDFは優先度の高い練習だと思う今日この頃です。


2週間後は、4年生の大阪NO.1を決めるスポーツデポ杯(デポカップ)。勝ち負けよりも、今日の悔しい経験を糧に、良い声でチームを牽引ししている姿を1試合でも多く見れることを期待しています。


※サッカーにありがちな、うまくいかなかった時によく出る「いやぁ」は個人的に論外。「いやいや」言うてる前に戻ってボールと取り返せ、直前の仲間のプレイに感謝しろ、と。

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