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Act.67 目線を合わせるファシリテーション


【第13週】Voicyのトークテーマとファシリテーション

こんにちは。ちょんせいこのファシリテーターラジオです。この番組は、ひとやまちが元気になる「ファシリテーターのスキルとマインド」を全国に広げるちょんせいこが、日々の会議や学びの場づくりに役立つ情報をお届けしています。

1チェックイン。認定講師養成講座でした

みなさま、クリスマスイブです。メリークリスマス!ということで、みなさまの元には、サンタクロースのプレゼントは届いたでしょうか。または、サンタとなってプレゼントを届けられたでしょうか。プレゼントをもらったあなたも、プレゼントを届けたあなたも、ハッピィメリークリスマス。素敵な夜をすごせますように。今日は本当に寒い冬の1日でしたが、私は心がポカポカでした。というのも、昨日と今日は大阪と新潟県の佐渡島、そしてオンラインで北海道、長野、京都、広島をつないでの講座を開催していたのです。ホワイトボード・ミーティング®︎の認定講師養成講座という名前の講座なのですが。とても素敵なみなさんが仲間になってくださって、私にとってはそれが何よりのクリスマスプレゼントでした。ご参加いただいたみなさまに感謝でした。

  
今週のちょんせいこのファシリテーターラジオは、ボイシーのトークテーマとファシリテーションについてお届けしています。今日は #目線を合わせるファシリテーションです 。それでは、ちょんせいこのファシリテーターラジオ。スタートです。
       

2ファシリテーターは物理的に目線を合わせる


ということで、今日は目線を合わせるファシリテーションをテーマにお届けします。目線を合わせるというと、あなたはどんな感じ、どんなイメージをもつでしょうか。もちろん、これは一種の比喩で、ゴールに向かって一緒に目線を合わせていきましょう!みたいな感じで使われることが多いと思います。チームの気持ちが今、ちょっとバラバラになっているから、連携、協働を深めるために目線合わせして進んでいきましょう!みたいな感じで使われるイメージです。どちらかというと波長を合わせる、気持ちを合わせるという感じでしょうか。
でも、ファシリテーターは、常に目線を意識して立ち居振る舞いをしています。比喩というよりかは、実際に、自分の目線をどこに置くのかを常に見定めているというか、探しているというか、決めているというか。とにかく目線をどこにおくのかは、とても大事なファシリテーション技術のひとつだろうと思います。

3 目線を合わせるファシリテーション

とてもとても基本的なことでいえば、わかりやすい例でいえば学校ですよね。例えば、学校の教室で4人グループで子どもたちが座っていて、机を4つひっつけて、1つの島にして。子どもたちは2人ずつ向かい合って座っているとしましょう。子どもたちは何かグループで話し合いながらグループワークを進めているのですが、ちょっとわからないところが出てきました。「先生、こっちきてー」「わかりません」「来てください」と声がかかったので、先生のあなたは呼ばれたグループに近づいていきます。はい。グループの場所に合流しました。この時、ファシリテーターのあなたの立ち位置や目線はどうなっているでしょうか。どうなっていますか。ちょっと考えてみましょう。

はい。そうですね。その通りです。通常は、先生もしゃがんで、子どもたちと頭の高さが同じようになるようにしますよね。上から見下ろしたりするのではない。顔や頭の高さが同じになるところまでしゃがんで目線を合わせるのが、ファシリテーターの基本的なスタンスですね。同じ高さになって、そこからゴールを子どもたちと一緒に見つめながら。見上げながら進んでゆく。イメージとしては、そんな感じです。どうでしょうか。伝わりますか。

たまに立ったまま見下ろすことがあったとしても、ああ、それは、そうすることに意味がある時ですよね。自分で「私は今、立って見下ろすことを選択している」と、選択がある時なんですよね。ファシリテーターである先生は、子どもたちの近くに行った時は、良きサイドワーカーになって、つまり参加者の一員としてグループの話し合いに合流します。質問に簡単に答えてしまってはもったいないですよね。せっかく子どもたちが思考しているのに、その邪魔をしてしまうことになります。できれば子どもたちだけの話し合いで答えに辿りついてほしい。あるいは答えを作り出してほしい。なので参加者のひとりになって、問いを投げたり、あいづちをうったり、何か考えをもってそうな子やまだ発言していない子に意見をふったりする。これがファシリテーターとしての超基本的な立ち居振る舞いだなと思います。見下ろして見つめあって、見つめるというよりは、同じ目線に立って、同じゴールを見つめて、一緒にあーだこーだ考えて。子どもたちの試行錯誤や対話が軌道に乗りそうになってきたら、そっとその場から離れる。上手だなあと思うファシリテーターの人は、みんなそんな感じですよね。相手が子どもであったとしても、ご高齢の方であったとしても、立ち居振る舞いとしては、同じだなあと思います。

4コメント返し&わざと目線をそらすのも技術


というわけで、今日のちょんせいこのファシリテーターラジオは#目線を合わせるファシリテーションについてお届けしました。私はよく目線をそらすという技術も使っているなあと思います。例えば、教室に気になる子がいる。研修でやる気なさそうな感じの人がいて気になる方がいることってありますよね。と、どうしても気になってそちらをついつい向いてしまいがちになりますが、それはできれば避けたい。お互いに過刺激になりますものね。集団としての作用に偏りが出てしまう結果になりがちです。視野の片隅くらいでとらえておくか。わざと目線を合わせないようにするなど。集団や個人と適度な距離を保つのも、ファシリテーターにとっては、とても大事な技術です。そうしているうちに、他の人との関係が育まれて「いい感じになってるやん」てことがあります。個人や集団を見立てるアセスメントという技術が大事になりますね。
     
それでは、コメント返しです。前回は「今年のうちに捨てたいものとファシリテーション」というお話でした。

Pやんからは、ゴールをイメージするだけだと進まないし、イメージしないで進めるとしっちゃかめっちゃかになる。そんな自分の日常に笑えます。近くの人と一緒に、が大事ですね。とコメントいただきました。ありがとうございます。ほんと、その通りですよね。

ゆかぽんからは、ゴールをイメージすること大切ですね!理想の自分の部屋に少しでも近づけたいと思います。といただきました。はい。私もこの年末、頑張る予定です。ありがとうございます!ゆかぽんの理想の部屋ってどんな感じなんだろう。今度聞かせてください。

よこぴぃからは、年末にぴったりの内容でした!ありがとうございます😊といただきました。こちらこそ、ありがとうございます。とはいえ、まだぜんぜん、掃除は始まっておりません。ちょっと焦ってきました。

ということで。今日のちょんせいこのファシリテーターラジオ、いかがだったでしょうか。あなたのフォロー、いいね、コメントが力になります!それでは素敵なクリスマスをお過ごしください!ありがとうございました。ちょんせいこでした。

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