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Act.74 ファシリテーターは完璧を求めない


こんにちは。ちょんせいこのファシリテーターラジオです。この番組は、ひとやまちが元気になる「ファシリテーターのスキルとマインド」を全国に広げるちょんせいこが、日々の会議や学びの場づくりに役立つ情報をお届けしています。

チェックイン。伝わる文章講座があります

先週末は、大阪と東京でお仕事でした。国語ファシリテーション講座という講座で、講師の石川晋さんと年に数回、ずーっと講座を続けています。国語に関する講座なのですが、あなたは国語はお好きですか。話す、聞く、書く、読むを学ぶ教科ですが、教材という名の作品の力を借りて、みんなで学びあう時間でした。とても楽しかったですし、この講座を通して私も少しずつ国語の力が上がってきているなあと感じています。とても楽しい時間で、学ぶことが楽しいってホント大切ですよね。

今週末、1月13日(土)オンラインで「伝わる文章講座」が開催されます。講師は吉岡和佳子さんと山田美保子さん。ファシリテーション技法であるホワイトボード・ミーティング®︎活用すると、なんと、なんと。「書くのが苦手だなあ」という人もスルスルと書きたいことが書けたり、書く技術が向上します。伝わりやすい文章が書けるようになる・・・という講座です。文章を書くのが得意な方も苦手な方も、一度、ぜひ、ご体験ください。リンクを貼っておきますね。https://wbmf.info/seminar/no-7894/
   

さて、今週のちょんせいこのファシリテーターラジオは、ファシリテーションのコツです。様々な場面、例えば、打ち合わせや会議、講座や授業や交流会やはたまた飲み会のお席でも。あるいは小さな、大きなプロジェクトでファシリテーション がうまくまわっていくコツをお伝えしていきたいと思います。

それでは「ちょんせいこのファシリテーターラジオ」スタートです。
   
     

ファシリテーターは完璧を求めない


今週のちょんせいこのファシリテーターラジオは「ファシリテーションのコツ」をテーマにお届けします。今日は「ファシリテーターは完璧を求めない」。です。どうでしょう。あなたは相手に完璧を求めるタイプでしょうか。また、相手に完璧を求めるだけでなく、自分にも完璧を求めてしまうタイプでしょうか。完璧というとそこにいきつくプロセスにおいても、結果においても「一切の妥協を許さない」ストイックな感じがしますよね。私は、そういう場面があってもいいと思います。そういう時期もあってもいい。むしろあったほうがいい。でも、何ごとにおいてもいつでも完璧を求めてしまうと、自分も周囲もちょっと疲れてしまいますよね。それは会議や打ち合わせや授業や研修やいろんな場面でも、ついついあります。新年早々、早速「疲れているなあ」という方がいたら、もしかしたら自覚はないかもしれないけれど「隠れ完璧主義」のせいかもしれません。私もこれで苦しんだ経験があります。

ファシリテーターが完璧主義だと周囲も自分も苦しい


例えば、完璧主義のファシリテーターだと大変ですよね。パワーのある時だと、顔もちょっと怖くなって「目標が達成できてないのは許せない」「チームが成果を出せないのは、努力が足りないからだ」「忙しいことを理由にして文句ばかり言っている」みたいな感じになっちゃう。そうなると自分もまわりも苦しくなるし、場の雰囲気、空気は冷たくなるし、誰かを攻めたくなる。誰かの責任にしたくなる。ひどい時にはちょっとパワハラっぽくなっちゃいますよね。

パワーがない時だと自分の責任にしたくなるから、パフォーマンスが下がる。下がるんですよね。つい自分に力がないからだと自分を攻めちゃって、見えないところでまわりの人の分の仕事もやっちゃって、自分の努力でカバーしようとしてしまうみたいな完璧主義のファシリテーターもいるなあと思います。場の準備をしすぎてしまう。

プロセスも結果も「良くなりたい」と思っているはずなのに、望む結果が出ないと悲しくて辛い。苦しい。でも一生懸命なんですよね。だから、そこはファシリテーション技術で何とかしたいと思うところです。 
     
 

「スパン」を見極める技術


完璧主義が強いと今すぐ、目の前にいる人やチーム、あるいは今の自分自身に完璧を求めてしまいがちですが、まずは「完璧でなければならない」という感覚は一旦、手放して、そこに到達するまでは、少し時間はかかるけれど、めざすゴールに向かって時間をみかたにつけて「どれくらいの時間をかければ、自分がめざす状態になるか」というスパンを見積もっているという技術があるといい。すぐには無理だけど、今の状態よりもちょっといい感じを積み重ねて、より最適化していく。めざす状態にいくまにでは、これぐらいの時間がかかるよね。というスパンを見極めて検討できるようになると、いい感じで完璧主義を手放せるようになるなあ。なるかもしれないなあと思っています。スパンを見極める、検討する技術。「どのくらいのスパンで行きましょうか」。そんな問いをいつでも出してこれるといいですね。どうでしょう。伝わりますでしょうか。

チェックアウト&コメント返し


ということで。今日のちょんせいこのファシリテーターラジオは「ファシリテーターは完璧を求めない」ということについて、お伝えしました。いかがだったでしょうか。人間は生涯においてずーっと成長し続けるものですから、人生のある時期、あるスパンにおいて、人や組織、そして自分の成長に寄り添えるファシリテーターという仕事は、幸せな役割、お仕事だなと思います。
 
それでは、コメント返しです。前回と前々回は「発災時の情報の収集と整理に活用するホワイトボード」そして「ホワイトボードのレイアウトを工夫する」というお話でした。能登半島地震から1週間が経過して被害の様子が伝わってきます。コメントは、若林さん、のんちゃん、よこぴぃ、れくまり、Pやん、もっちゃん、みちさん、工藤美季さん、やぶっちさん、高柳貴子さんから17番子さんからコメントをいただきました。「ホワイトボードのレイアウトを工夫する」には、よこぴぃ、かとちゃん、工藤美季さんから、コメントをいただきました。たくさんのコメントをありがとうございました。akiko umemotoさんからは、差し入れもいただきました。ありがとうございます。

お話を伺った坂田啓子さん、17番子さんからはXの「元首長の『最高指揮官としてはホワイトボードが最も迅速かつ適切な情報集積、共有、伝達システム』という投稿に大共感したところでした。そして、せいこさんも言われていたように、災害時に何ができるか、と思うと力仕事などが苦手な代わりにファシリテーションのスキルが役に立てるのであれば、惜しみなく出していきたいと思っています。今日、この発信は今だ!と思って、せいこさんとお話しさせてもらいました。」と言うコメントをいただきました。ありがとうございます。震災からの復旧、復興の場で私たちがファシリテーターとしてできること。私も考えていきたいと思います。

ということで。今日のちょんせいこのファシリテーターラジオ、いかがだったでしょうか。あなたのフォロー、いいね、コメントが力になります!それでは素敵な時間をお過ごしください!ありがとうございました。ちょんせいこでした。

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