上肢の骨と基礎解剖学

上肢=上半身
上肢=腕

ではない

鎖骨骨、肩甲骨、腕を含めて上肢という

細かくうと

(上肢)
鎖骨
肩甲骨
上腕骨
橈骨
尺骨
手根骨(8個)
豆状骨・三角骨・月状骨・舟状骨・大菱形骨・小菱形骨・有頭骨・有鈎骨
中手骨(5個)
親指から順に第1中手骨
指節骨(14個)
基節骨・中節骨・末節骨(親指は基節骨・中節骨の二つ)

画像1

(豆知識)
手根骨の語呂合わせ
「父さんの月収は大小有るが有効に使え」

父(豆状骨)さん(三角骨)の月(月状骨)収(舟状骨)は大(大菱形骨)小(小菱形骨)有(有頭骨)るが有効(有鈎骨)に使え。


肩関節

肩関節は5つある

①(肩鎖関節)
肩と肩甲骨の間
②(胸鎖関節)
胸骨と鎖骨の間
③(肩甲胸郭関節)
肩甲骨と胸郭の間
④(肩甲上腕関節)
肩甲骨と上腕骨の間
⑤(肩峰下関節)
肩峰と上腕骨の間


よく言われる一般的な肩関節というのは肩甲上腕関節

怪我が最も多いのは肩峰下関節




鎖骨

実は、鎖骨はめちゃめちゃ重要。

鎖骨は上腕骨と共に動いてくれる。

つまり鎖骨が動かないと腕は上がらなくなる。

厳密にいうと屈曲は110°外転は80°くらいまでしか上がらなくなる。


上腕骨(肩)が内旋(ファーストポジション)、屈曲、伸展などに共に働く。

(鎖骨の働き)
内旋時→前突(前に飛び出てくる)
屈曲時→下制・後方回旋
伸展時→挙上・前方回旋

ショルダープレスで肩を痛める人は、鎖骨の動きが悪い人が多い。


肩甲骨

肩が屈曲・外転・水平内転など、腕が動く時に一緒に動く。
(肩甲上腕リズム)

(肩甲骨の動き)
肩屈曲時→外転と上方回旋
肩外転時→内転と上方回旋
肩水平内転時→内旋と外転

(例)
「屈曲できるけど、外転がしづらい。」

という人がいた時に、肩甲骨の動きが原因である場合、外転はできるけど内転はできないんじゃない?と予想できる。

そこから肩甲骨の内転エクササイズをたった20回ほど行うだけで外転がしやすくなる。


鎖骨の筋肉

(鎖骨に付着する筋肉)
・大胸筋
・鎖骨下筋
・胸鎖乳突筋
・僧帽筋
・三角筋
など

下制を妨げるもの
・胸鎖乳突筋
・僧帽筋

後方回旋を妨げるもの
・三角筋
・大胸筋

筋肉の付着がわかっていれば、必然的にわかるようになる。

またこれは鎖骨だけでなく、全身の筋肉に言えることである。

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