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#167 腸内細菌検査サービスまとめ。サービス内容から費用まで。

毎日夜19:30に更新中!腸内細菌相談室。
現役の研究者である鈴木大輔が、腸内細菌にまつわるエピソードをお届けしております🦠

今週は、腸内細菌の検査サービスについてお話してきました。腸内細菌の検査サービスは、どのような流れを取るか説明した上で、株式会社Cykinso、株式会社メタジェン、Noster株式会社、シオノギヘルスケア株式会社、株式会社PreMedicaのサービスについてお話してきました。腸内細菌の勉強や研究をしていると、自分の腸内環境が知りたくなるのは自然な欲求です。そこで、自分の腸内環境に住む腸内細菌を検査するサービスについて概観し、腸内細菌を知る手助けが出来たらと思い、今回のテーマを設定しました。

では、早速今週お話した内容の復習をしていきましょう!今までとは一味違った来週のテーマについてもお話しますので、最後までお付き合いください!

注意として、室長は各社が公開している情報を元にお話をすることを、予めご了承ください。サービス利用の感想などは含まれておりません。詳しい情報は、各社のホームページに掲載されています。

このお話は、聴いて楽しむポッドキャストでも公開しております!ぜひ遊びに来てください!

腸内細菌検査の流れ

腸内細菌検査の流れは、各社のサービスでほとんど共通しています。基本的には、ウェブや医療機関にて採便キットを購入するところから始まります。採便キットが手に入ったら、実際に採便を行います。腸内細菌を含むウンチはなまものなので素早く保存容器へ入れ、投函することで研究機関や医療機関へ送ります。アンケート調査を同封する場合もありますので、お忘れなく!

専門の機関に便サンプルが到着したら、専門家の手によってDNA抽出が行われ、シーケンシングがされます。今日の腸内細菌検査においては、16S rRNA遺伝子アンプリコンシーケンシングと呼ばれる、腸内細菌の特定領域の配列についてシーケンシングをする手法が一般的です。シーケンシングの中でも比較的安価であり、腸内細菌の組成を明らかにできる点で有用です。

シーケンシングの結果、腸内細菌のもつ遺伝子の配列情報が得られます。配列に対して、品質チェックを行い、細菌の種類を割り当てることで、腸内細菌叢の組成が求まります。腸内細菌について、各細菌について知られている機能、腸内細菌叢の疾患患者との類似性調査などが行われます。この結果について、数週間後にWEB上などで閲覧できるようになり、健康管理や腸活に活かすことができます。

では、今週お話した腸内細菌解析サービスについて、まとめてみます。

腸内細菌解析サービスまとめ

下図に、今週紹介した腸内細菌解析サービスをまとめました。

皆様が腸内細菌検査を行う際、参考にしていただければ幸いです!

来週のテーマ発表

最後に、来週お話するテーマの発表です。来週は、腸内細菌相談室初のコラボです!コラボして頂くのは、時間栄養学の研究をされている新田理恵さんです!管理栄養士の新田さんは、栄養学の新しい分野である時間栄養学に魅せられ、現役で研究をすると共に、最新の知見をポッドキャスト番組”時間栄養学のじかん”でも発信されています。

腸内環境は、以前お話したとおり概日リズムの影響を受け、時間栄養学とも密接な関わりがあります。そこで、時間栄養学と腸内環境の交点についてや、研究生活などについて伺っていきます!とっても面白いお話を沢山できたので、乞うご期待ください!

腸内細菌相談室は、腸内細菌について分からないことがある、あなたのために存在します!わからないこと、難しいこと、紹介してほしいことがあれば、メッセージお待ちしております。論文の紹介から、基礎知識の解説まで、腸内細菌相談室を使い倒して下さい!あなたのリクエストが番組になります。

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本日も一日、お疲れさまでした。


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