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“人材教育”と化した今の学校教育

僕は、子どもたちを何者かに仕立て上げようとする今の学校教育は心の底からクソだと思っている。今や小学生でも1時間目~6時間目までびっちりと授業が埋められ、余白がない。さらに家でもケツを叩かれてしまう子は最悪で、家に帰っても毎日習い事で埋め尽くされ、息をつく暇さえない。学校も親も子どもたちに知識や経験を注入することに必死で、子どもたちは窒息しかけている。

なんでこんなことになってしまっているのか?それは、国が悪い。今の政治を仕切っている自民党がめちゃくちゃ悪い。彼らの何が悪いかって、彼らは「国のために国民は存在している」と思っているから悪いのだ。「国民は国のために尽くせ」が彼らの本音だ。だから彼らは国のために役立つ“人材”を育てようとする。昔だったら国のために命を捧げる軍人で、今は企業戦士といったところだろうか。彼らに個人を尊重する気なんてさらさらなくて、自分たちにとって役に立たない人間(生産性のない人間)は不要だと思っている。

そんな中で行われている教育だから、必然的に落ちこぼれてしまう子どもたちがたくさん出てきて、さらに最悪なことに落ちこぼれてしまった彼らは「自分が悪いんだ」と自分で自分を責めてしまう。本当にクソくらえだと思う。

今の教育についていけないみなさん、学校に行けないみなさん、本当に気にしなくていい。そもそも今の教育はあなたのことを思って設計されていないのだから。はっきり言って今の教育は、“国”のことしか考えてないんだ。“国”とはつまり、”政府”と言い換えてもいいと思うけど、今の社会を牛耳っている自分たち自身のことしか考えてないんだよ。自分たちのために、あなたを何者かに仕立て上げようとし、自分たちの役に立つ“人材”に育てようとしているんだ。そんなものに乗っからなくていいし、むしろ落ちこぼれて正解だと思う。彼らの思うがままに成長していったら、まさに彼らの思うツボであり、彼らの操り人形に成り下がってしまう。そうはならないように、常に意識的に生きていかないといけない。

だって、考えてみて。どうしてあなたのやりたくない勉強を1日何時間もやらされなくちゃいけないわけ?将来困るから?困るのは国でしょ?しかもそうやって無理やりやらされた勉強はほとんどすべて何も残らないんだ。僕もはっきり言って学校で勉強したことなんて、興味のあることと日常で使うこと以外ほとんど何も覚えていない。それは僕だけじゃなくて、みんなそうだ。つまり、子ども時代という人生において本当に貴重な時間の大部分を、僕たちはドブに捨ててしまっているんだ。本当に君たちのことを大事にしたいと思っているのならこんな教育は絶対にしないはず。だけど、残念ながら今の支配者が自分たちのことしか考えていないからこうなってしまっているんだ。彼らは自分たちが教えたいことを勝手に教えておいて、ついてこれない子がいたら「バカヤロウ!なんでこんなこともわかんないんだ!」と叱責する。ほんとにオワッテル。ジコチュー甚だしい。

こんな教育に振り回されなくていい。むしろそこから距離を置くことができてラッキーだと思ったらいい。不登校の時間は、冷静に今の社会と教育のおかしさを分析する時間にすればいい。不登校は決してあなたが悪いんじゃない。あなたが怠け者だからじゃない。むしろあなたが純粋な感覚を持っているからこそ、身体が正常に反応してるんだ。絶対に自分を責めたらダメだ。

国や学校が勝手に押し付けてくる教育についていけなくたってほんとにいいんだ。むしろついていかなくていいんだ。あなたはあなたなんだから。あなたはあなた自身で、あなたの道を歩まなきゃいけない。鎖でつながれて引きずられていく人生なんて、とっとと蹴とばしてしまえ。

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