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terrarhythm
4月読了本「ペッパーズ・ゴースト」伊坂幸太郎 伊坂節が炸裂で…好きです…!
今回はこちらを読みました。
何が伊坂作品を他にはない伊坂作品にしているのか…本当に面白かったです!
あらすじ
中学の国語教師・檀は猫を愛する奇妙な二人組が暴れる小説原稿を生徒から渡される。さらに檀は他人の未来が少し観える不思議な力を持つことからサークルと呼ばれるグループに関わり始め……。作家生活20周年超の集大成となる一大エンターテインメント長編!
所感&伊坂作品の魅力とは
今回は少し不思議な能力を持っている国語の先生が主人公です。先生として、生徒の書いた小説を読んで感想を聞かせているのですが、いつの間にか大きな事件に巻き込まれてしまいます。本の中で、散りばめられているのがニーチェの言葉です。ツラトゥストラはかく語りき。永遠回帰とは、などなど。
伊坂幸太郎だなぁと思わせる伏線回収に、もう私の心は鷲掴みです。また、キャラが毎回とてもいいんですよね。今回の話でいうと、生徒が書く小説に出てきた、猫を愛する奇妙な二人組がそうでした。軽快な会話と素敵なキャラ。そして素晴らしい伏線回収。
檀先生という、頼りない、慌てふためく先生の目線で、我々読者もぐっと本の世界に引き込まれていきます。
今回も、何か話すとネタバレになってしまいそうで…それで記事が書けないなんて本末転倒だとは思うのですが。あぁ、私ももっと上手く文章を書ける人間になりたい。。。
小説を書きたいとは言わないですが、せめて本の感想をわかりやすく、かつ面白くみなさんにお届けできる程度には…!自分の語彙力のなさが悲しい。
とりあえず、分厚さを感じさせない軽快なトークと、あっと驚く伏線回収があることをお伝えしておきます。あと、とてもニーチェが読みたくなります。
まんまと読みたくなったので、ちょうどKindleunlimitedにあった「ツラトゥストラ」の上巻を読んでみようかと思ったのですが、意味がわからなすぎて3ページで挫折しました。。私にはまだ早かったようです。入門から出直します。
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