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【読書】傲慢と善良/辻村深月

今回はこちらの本を読みました。
なんだか、身に染みる〜心が〜となる小説でした。

あらすじ

婚約者・坂庭真実が姿を消した。その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。「恋愛だけでなく生きていくうえでのあらゆる悩みに答えてくれる物語」と読者から圧倒的な支持を得た作品が遂に文庫化。《解説・朝井リョウ》

Amazonあらすじより

所感&婚活と妊活って似ている気がする

婚約した女性が失踪し、その女性を探す上で女性の過去を調べていくうちに、思いもよらない方向へ。
婚活のリアルさが浮き彫りにされており、実際に婚活したことはないのですが、きっとやってたらこんな感情になるだろうな、と身につまされる思いがたくさん散りばめられておりました。

今私は妊活中ですが、もしかして似たような部分はあるのかも?とどきっとしてしまったり。

幸せな家族像を想像して、その中には当然子どももいて。
周りがそうだから、と自分で勝手に焦って行動して、結婚、出産できたらやっとゴール、みたいな。

私は妹がいるのですが、やっぱ兄弟姉妹がいるのはいいよなー、と思い妊活に励んでいるわけですが、周りができてるから焦ってるんじゃない?本当に子どもが2人3人とほしいと思ってる?と言われると、欲しいとは思ってるけど、そういう思いがゼロかと言われたら首を縦には触れないかも…。

また、結婚相談所の小野里さんのセリフもとても印象的でした。

ピンとこない、の正体は、その人が、自分につけている値段です

121P

ドキーーーッ!

値段、という言い方が悪ければ、点数と言い換えてもいいかもしれません。その人が無意識に自分はいくら、何点とつけた点数に見合う相手が来なければ、人は、”ピンとこない”と言います。
私の価値はこんなに低くない。もっと高い相手でなければ、私の値段とは釣り合わない。

121P

鋭い言葉ですよね。
これは小野里さんの感じていること、ですが、
まさにそんな気がしてきます。

はー、妊活がんばろ(笑)

ちなみに、この中に出てくる早苗さんと力くんは、こちらの本に登場する人物なのだとか!この前のKindleセールでゲットしました。読むの楽しみ♡

今週もあと半分。
頑張ってまいりましょう〜!

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