アカデミアからの転職(1)心構え

おかげさまで2月末にアップしたnoteが500いいねを超えました。


皆様ありがとうございます。

で、noteについていろいろエゴサとかしてると「転職時にどういう行動をとったか教えてほしい」「どうやって転職すればいいかわからない」なんてコメントが目立ちました。
そこでどうやってアカデミアから民間企業へ転職したかついて、これから何回かに分けて書きます。
読んでくれてるみなさんのお役に立てれば幸いです。

今回は転職に悩んでる人に向けた心構えについてです。

ここ(就活戦績と雑感)を読んでもらえればわかるのですが、私は2019年12月に民間への転職活動(Acadexit活動)をはじめました。
まず行ったことは周囲でAcadexitした人への相談です。

私はこんな感じでツイッターで募集しました。


このツイートをきっかけにたくさんの方に相談に乗っていただきました。
何ごともつぶやいてみるもんです。

私が転職(活動)前に気になっていたことは

「果たして転職できるだろうか」
「転職後に仕事を楽しめるだろうか」
「アカデミアに未練は持たないだろうか」

といったことでした。
これらに対してみなさんが口を揃えて言っていたことは

1.民間に転職するポジティブな動機を持っておくことが大事
2.研究職以外についても未練がない

ということでした。

1.民間に転職するポジティブな動機を持っておく

面接でアカデミア出身の人にかならず来る質問「なぜこのままアカデミアに残らないのか、企業に来る理由は?」です。

さて、あなたならどう答えますか?少し考えてスクロールしてください。






「民間企業は安定してるから」
「アカデミアは厳しくて残れる気がしないから」
と答えた方





デデーン、タナカ、アウトー、タイキックー


これは恋人に付き合った理由を聞いた時

「前に付き合ってた人よりマシだから」

って言うぐらい失礼なことです。

「前の人じゃない!今の私を見てよ!」って思いますよね。
会社も一緒です。

また安定してるから、アカデミアに残れないからといったネガティブな理由で転職する人はすぐに見抜かれます。
また転職サイトもネガティブな転職理由しかない人には、案件を紹介しづらいです。

なので、(建前でもいいので)自分が民間企業に移りたい理由をちゃんと考えときましょう。
もちろんポジティブな理由です。

そのためには、自分が何が得意で、何にやりがいを感じて、何をすると成果を出しやすいかを把握する「自己分析」が重要です。
「オラ、すっげえワクワクすっぞ」ってことが何かを探す、自分探しの旅に出ましょう。
これは今後の会社選びや自己PRなどの面接対策などにも繋がります。

2.アカデミアや研究職には未練がない

今回、相談した方のほとんどはアカデミアの研究職から民間の非研究職に転職された方でした。
そして全員が「アカデミアや研究職に未練はない」と言ってました。
ここで一人でも未練がある人がいたら、転職を躊躇していたかもしれません。

みなさんアカデミアをディスってるわけじゃなく、「会社で成果を出し、評価され、人の役に立つのが嬉しい」「これまで研究者しか考えてなかった自分の視野の狭さを思い知った」「この職が天職だ」と、それぞれの場所でやりがいを持ってお仕事されていました。

特に「民間企業に進む強い動機がないとアカデミアの芝が青く見えてずっと後悔する」というコメントは印象的でした。

前の恋人よりマシだからという理由で付き合うと、嫌なところが見えたときに後悔するのと似てますね。

もちろん転職中や入ってすぐは不安もあり、アカデミアが恋しくなることもあるようです。
でも目の前の仕事に真剣に取り組むことで、その不安や未練が払拭されていきます。
この文を書いててその昔、親戚のおじさんに「どんなことでも真剣に取り組めば必ず面白くなる」って言われたのを思い出しました。

またこのnoteもおすすめです。

この方は小さい頃から夢だった獣医になったものの、辞めて充実した会社勤めをされてます。

アカデミアからの転職にも通じるとこがあります。


まとめるとアカデミアからの転職を考えるときには

転職への強い動機を持つことが後悔しない転職につながる


という心構えを持っておくことが大事です。

そのためには「自分は何がやりたいのか」をちゃんと持つこと。
ここの軸がぶれると今後の転職活動もうまくいきません。
軸がぶれまくっていいのはオーケン(&絶望少女隊)だけです。

でも自分が何がやりたいのか、何が得意なのかを知るのって案外大変です。
特にアカデミアの方は研究以外に得意なこと、やりたいことを探せと言われても最初はわからないかもしれません。

そういうときは他者に判断してもらいましょう。
巷には役に立つ転職サイトがたくさんあります!

ということで次回は「転職サイトの無料案内所」というタイトルで書きます(更新日未定)

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