透明水彩絵の具と不透明水彩絵の具の違い

水彩絵具には大きく分けて2種類あり、透明水彩絵具とガッシュ(不透明水彩絵具)です。

どちらも水で溶いて使う絵の具ですが、仕上がりの雰囲気が全く違います。(作品や描く人によっても違いますが。)

まず、水彩絵具は顔料と定着させるための糊（のようなもの）とでできています。そして、透明水彩絵具と不透明水彩絵具とでは、顔料と糊のバランスが違います。

透明水彩絵具は糊の成分が多いので、透き通ったような色になり、不透明水彩絵具は、顔料が多く配合されているため透明度が低いのです。

透明水彩絵具は名前の通り、透明感をだすのに優れていて、淡く繊細表現に向いています。塗り重ねると、下の色が透けて見えます。

不透明水彩絵具は、重ね塗りをしても下の色がすけず、色ムラもできにくいです。重厚で力強い表現に向いています。

なので、どんな作品を作りたいかで絵具を選んでみるといいかもしれませんね。使い方の違いはまた次回。

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