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「R先生、おはよーございます」

好きなマンガというのは放っておいてもついつい語ってしまうもので、先に紹介した2冊も、以前に記事を書いたことがあるものでした。
3冊目はまだ出したことのないマンガにするぞ、と本棚をスクロールして取り出したのが、こちら。

雲田はるこ、福田里香『R先生のおやつ』(文藝春秋、2018)

レシピマンガはいろいろありますが、これはおやつのレシピがついている作品。
しかも1冊だけの短編。
重いことなし。
最高ですね。

初老のお菓子研究家のR先生と、助手のKくんが季節ごとのお菓子を作る話。
作者の別作品に、わたしも一度紹介した『昭和元禄落語心中』というマンガがあるのですが、雲田さんはこの組み合わせが好きなのね、わかるわかる、となります。
毒舌な細身紳士と、ワンコ系大柄青年の組み合わせからしか摂取できない栄養って、ありますよね。
(『落語心中』のほうは至上のブロマンスだと思っています。ぜひ。)

どのレシピも美味しそうですが、日差しと風が爽やかなこの季節は、「パルミジャーノとレモンの蒸しパン」が気になります。
おしゃれな組み合わせじゃないですか?
すごく魅力的です。
あとね、「おかし」じゃなくて「おやつ」のレシピなので、野菜を使ったレシピや甘くないものもあるんですよ。
いいですよね、おやつ。
マンガ部分はフルカラーで、おやつの写真とレシピもあって、見ているだけでも楽しい美しい本です。
ゴールデンウィークのおともにぜひどうぞ。


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