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片づけで手に入れたい人生は

コンマリの『人生がときめく片づけの魔法』、読み終わりました。早速片づけたくてたまりません。

でもその前に、ちょっと立ち止まって考えないといけないことがあります。それは、コンマリが本のはじめの方で書いていること、
「片づけをして、どんな自分になりたいのか」
を、じっくり考えることです。

わたしは「自分の理想」を思い描くことが、とても苦手です。
例えば美容院で「どんな髪型にしたいですか?」と聞かれても、困ってしまいます。自分に似合う髪型、なりたい髪型が、よくわからないからです。あるいは眉カットに行って、「どのスタイルにしますか?」と6種類の見本を見せられても、困ってしまいます。ナチュラルなのかクールなのかエレガントなのか、自分の印象をどうしたいのか、よくわかりません。
パーソナルカラー診断、そして骨格診断、顔タイプ診断を経て、ようやく自分に“似合う方向性“がわかって、少しホッとしました。それだけ、“自分のイメージを固める”ことに、ためらいと抵抗があります。

コンマリの本には、「片づけを通してどんな自分になりたいのか、どんな生活を送りたいのか、明確にイメージすること。それが成功のカギです」と書かれています。これは片づけに限らず、ダイエットやボディメイクにしても、ビジネスにしても、ありとあらゆるところで言われています。
実際、わたしがダイエットを開始するときも、トレーナーに「どういう体になりたいですか?」と聞かれました。わたしはただただ、とにかく痩せて変わりたい、という思いしかなくて、具体的に「誰のように」という気持ちはありませんでした。女優でもモデルでも、目指す人を決めたほうがいいと言われて、でも女優にもモデルにも興味のないわたしは、ほとほと困ってしまいました。結局、インスタで適当に探したモデルを何人かフォローしましたが、別にいまでも、その人たちをお手本にしようとは1ミリも思っていません。
(と、こんなことを書きつつ、ひとり思い出しました。大学のときのジムのバーベルエクササイズのインストラクターが、とてもいい体をしていたんです。身長はわたしより少し低いくらいで、引き締まった体幹と、ぷりっとした胸とお尻のラインが、すてきだなぁと思ったのです。そう、理想といえば、あんな感じかもしれません。)

ともかく、一時が万事そういう感じなので、「片づいた部屋で、どんな生活をしたいのか」と言われると、よく分かりません。
今も、とりあえずインテリア特化のSNSに登録しましたが、どの部屋にキュンとくるのか、皆目検討がつきません。クールでモダンな感じも好きだし、ナチュラルテイストもいいし、アンティークっぽい重厚なスタイルも好きです。なんなら和風も大好きです。
スタイルで考えるとわからないので、新しい部屋でなにをしたいのか、リストアップしてみました。

・窓辺に読書スペースを作る。本に囲まれた空間で、ゆったりしたソファを置く。(ブックヌックを作りたい)
・毎日ストレッチができるように、トレーニングスペースを常設する。ダンベルとストレッチポールを置いておき、目の前に大きな鏡と、パソコンを置く台を用意する。
・着物を着るスペースを確保する(トレーニングスペースと共用?)。お気に入りの着物を掛けて見せる場所があるといい。
・文字書きや勉強、動画編集など、パソコン作業をするスペースを確保する。たぶん折りたたみのデスク&チェアでいい。
・壁紙を一面緑にしたい。

こんな感じです。
それぞれのコンセプトはわりと細かいのですが(これもだいぶ考えた末のリストです)、とにかく方向性があっちこっちに向いています。
特に異彩を放つのがトレーニングスペースで、ここだけどうしても、「スポーティー」が全面押しになってしまうのです。だって、ヨガマットは蛍光ピンクだし、ストレッチポールは蛍光紫なんだもの…… なんでトレーニング系って蛍光色ばかりなんですかね? わたしはエレガントにトレーニングをしたいのに……

リスト化してよくわかるのは、趣味があちこちに分散していて、仕事については1ミリも考えていない、ということですね。趣味をしているだけでお金が入ってくる世の中になればいいのですが、なかなかそうもいきません。みなさまの暖かいサポート、お待ちしております。

さて、片づけをはじめる前段階のわたしは、こんな感じです。
ひとつ言えるのは、わたしは自分の好きなもの、やりたいことを、簡単には手放したくないということ。これまでの人生で少なからず淘汰されてきたこの好きなものたちを、あっさり捨てることはできません。
ひょっとして、この雑多感がわたしらしさなのかもしれません。いや、雑多なのは嫌だな。一見シンプルに見えて、多角的である、というのを目指しましょうか。

さあ、これから本腰を入れて、片づけをはじめます。片づけ前のわたしと片づけ後のわたし、どんな風に変わるのか、ご期待ください。
応援していただけると嬉しいです。






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