自信について
今回からは自信についてお話しします。
まずは多くの人が考えている自信の勘違いを説明したいと思います。
よく、自信を持ってやった方がいいという話を聞きますよね。
これはこれである程度は大事なのですが、もし、自信のない人や実力が低い人が自信を持って臨む場合、レベル2の実力の人が、レベル20のものができると思い込むということになるのです。
ホイミすら使えないのに竜王を倒せると思い込むようなものですね。
はい。初代ドラクエ世代です。
結果は当然、死にます。笑
ラスボスである竜王と戦うどころか、そこまで辿り着けもしません。
3−4回挑戦しても結果は同じです。
そこで持っていた自信を失ってしまうのです。
典型的なパターンです。
自信がほし〜
自信を失ったわけですが、では果たして最初に持っていた自信というのは本当に自信と呼べるものだったのでしょうか?
少し違いますよね。
スライムを数体倒してレベル2になってすぐに、俺は竜王を倒せる! と思っているようなものですから。
これは勇気でも自信でもなんでもなくて、ただの愚か者です。
自分は出来るという根拠のない自信を持つことの意味を勘違いしています。
そして自信がない、自信が持てないという人もいます。
これは冒険を始めてスライムを数体倒してたら、どこかの勇者が竜王を倒し、それをみて、あの勇者は竜王すら倒せるのに自分はスライムを倒すのがやっと、、、
自分なんかダメな人間だ!
と思ってしまう人なんですね。
しかし竜王を倒した勇者というのは、冒険を始めて城を出てすぐ竜王を倒せるようになったわけではないのです。
スライムと戦うことからはじめ、何百匹の魔物を倒してレベルを上げ、少しずつ溜まったゴールドで武器や防具を買い、時には傷つき、時には死んで怒られて、復活の呪文を間違えて挫折したり、ローラ姫を救った帰りに宿屋に泊まっていい思いをしたりして、いろいろな経験や挫折をしてようやく竜王を倒してるんですよね。
だけど多くの人は、あの勇者は竜王を倒したという今現在の結果だけしか見ずに、そこに至るまでのプロセスを無視して、あの人は生まれた時から勇者だったから、と決めつけて、今の自分の実力と比べて自信を失ってしまうのですね。
非常にもったいないことです。
絵や造形がどんなに上手い人でも、そこに至るまでの積み重ねの結果であって、10年前からそこまで上手かったわけではないのです。
そのプロセスを見ずに、結果だけを見て判断し、あの人は自分とは違って特別なんだと思い込み自信を失ってしまう。
自信を持てない、自信を失うというのは全て自分の考え方に原因があるのであり、決して今の自分が、出来ないからではないのです。
ではどうすれば自信を持てるようになるのでしょうか?
つづく
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