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教育移住先に群馬を選んだ理由

教育移住を決めて夫は育休を取得し、国内外の学校を見に行った結果、私たち家族は、結局オランダやマレーシアへの海外移住をやめ群馬のイマージョン一貫校を選びました。

群馬?!あれだけ見に行って、群馬?!周りには驚かれましたが、自分でも驚いていました。まさかの群馬!?

理由なのですが、

・実家が近く、子どもたちがのびのびと畑仕事や農作業ができる環境がある
・夫の勤務先も同じ学校に決まり、家族の時間が持てる
・学校はそこそこオープン教育で個性を重視してくれそう。先生も外国籍の人が多くて多様性があるといえばある
そして、これはおまけ的な部分ですが、
・イマージョン教育である

もともと移住したかった理由は、
・家族の時間を増やしたい
・自然環境
・一斉授業ではなく個性重視

・多様性
でした。

そうなると、この群馬の学校が平均点で一番高かったのでした。「絶対ここ!」というドンピシャな学校が見つかると思ってスタートした移住先探しの旅だったので、最終地点を「平均点と総合的なバランスで決める」という大人の選択をした感はありました。

オランダほどライフワークバランスは取れないが、東京やシンガポールよりベター。
きのくにこどもの村学園ほど個性重視なわけではないが、普通の学校の一斉教育よりは柔軟。(←これは、特に個性を重視しようというビジョンがあるからというよりは、現場の先生方が外国籍の人たちが多く、もともと個性重視の文化を背景に持つ人たちが作っている学校だから自然とそうなる、と言ったほうが正しいような気はしています。)

ただ実際に来てみると、実家が近いというのはやっぱりメリット大でした。
畑で泥だらけになったり、自分たちで竹を割って庭で流しそうめんをしたり、今はお米作りの準備で種植えをしたり。私たちが教えてあげられない貴重な学びを祖父母から得ているなあと見ていて思います。

近い将来、世界的な食糧難が確実にやってくると私たちは思っています。現に先進国の富裕層たちは、すごい勢いで農場を購入し、自ら食料の生産に入っています。安価で手に入るものは安全性が保障されていない遺伝子組み換えの食品、添加物たっぷりの食品だけ。

これからの時代、安全な食べ物を自分たちで一から作れるというスキルは必ず身を助けるでしょう。祖父の畑づくりを手伝いながら、生きていくための基礎体力もつけられたらいいなとひそかに期待をしています。


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