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デザイナーの再就職を応援することになった話 「No.1」

転職かフリーランスか。
それは会社で働くデザイナーなら誰もご一度は(いや頻繁に?)考える悩みですが、先日元生徒さん(女性、20代後半)からのご相談内容がそれでした。


デザイン業界への復帰?

彼女は職業訓練修了後、Webデザイナーとして制作会社・インハウスで働いていたけれど退職。しばらく休息したのち、現在は飲食店で週2~3日ほどバイトしているとのこと。接客業のバイトは楽しいけれど、このままではせっかくの経験(デザイナーとしての)がもったいないし、将来も心配だしで、デザイン業界に戻るために就活を始めるか、あるいはフリーランスも…と考え始めたらだんだん考えがまとまらなくなり、現在迷いに迷っている、とのことでした。

なるほど。ではまあ、就活かフリーランスかは置いといて、まずは考えを整理するためにも、こちらから軽いジャブ的な質問を開始。

「仕事はデザイン業務をメインで探す予定?」
「デザインはちょっとしたくないかも…(なんか嫌そう)」
あれ?職業訓練の時は、確かデザインしたい派だったと思うけど。

「じゃあ、コーディングの方がいいの?」
「無理ですキッパリ(無理無理無理オーラが見える)」
うん、それは職業訓練の時から変わってないね。

「…あ、もしかして企画とかマーケティングに行きたいとか?」
「興味はあるけど、今はちょっと…(どんよりモード)」
グループ制作の時、企画も頑張っていたじゃないか~。あの頃の輝いていた君はどこへ?…てか、何しに来たんだいキミw

「デザイン関連の仕事はしたいかどうかもうわからなくて、でもこのままじゃまずいですよね…」とうなだれている彼女。うーむ、なるほど…わかったぞ。彼女は迷っているんじゃない、さ迷っていらっしゃるんだね(富士の樹海あたりで)

制作会社だけじゃない

だがSOSは届いた、ならば救出にいかねばならぬ!
てなわけで、「デザインもコーディングもしたくない」とのたまう彼女に「ここ、Web制作会社ですが」と程よく突っ込みながらも、よくよく話を聞いてみると、やはりデザイン自体が嫌いになったとかではないようで、いわゆるこれまでの仕事の中での、締切とか、求められるクオリティへのプレッシャーとかが原因で、現在絶賛「(また)責任を負うのが辛い(怖い)」状態になっているんじゃないかと。わかるなぁ、私もそういう時期ありましたから。

とはいえ、このままでいいわけもなく。さらに深く聞いていくと、WebサイトやLPなどのデザインカンプ作成はNGだが、バナー画像、名刺、イラスト作成などの仕事は抵抗はない。(印刷関係のデザインの方が好きそう)企画・マーケティング関係にも興味があるなど、いろいろ質問しつつ、希望をまとめていったところ適合しそうな業種として「ネットショップ」、「SNSの運用会社」などはいかが、とお勧めしてみました。
ショップ運営や画像作成、SNSの記事・画像作成の仕事なら、Webサイト制作よりは負担を感じないだろうし、また運営から企画などにも関わる可能性もあるかもなので、と思ったからでが「それなら…」と彼女から少し前向きな言葉が返ってきました。

こんな時は一人で悩んでても埒あかん

別業種の方向性も出てきたことから、フリーランスよりは、就職の方に傾き始めていた彼女ですが、それはそれとしても「…でもやっぱり、何から始めたらいいかわからない」と悩んでいるご様子。まあ、でもそりゃ当たり前な訳で。考えがまとまらず頭がぐるぐるしてる時に、一人でもんもんと考えても答えは出ないことがほとんど。こんな時は人と話ながら、会話の中で頭を整理させていくのが一番いいと個人的に思っている私は、とりあえず方向性が決まるまでサポートしよかー?とご提案したところ、よろしくお願いしますとのご回答いただきました。

まとめ

てなわけで、デザイン業界に戻るべく、現在就活中の方を絶賛応援中です!
ちなみに「noteに書いてもいい?」と聞くことは忘れない私wに「いくらでもどうぞ」との快いご返答をいただけました。ありがとうございまーす。次回また経過を書いていきます。

※どうでもいいけど「富士の樹海ではコンパスは効かない」てよく聞くと思うんだけど、最近「それは間違い、ちゃんと効く」とも何かで聞いたか、読んだことがあって…本当のトコどっちなんだろう?

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