見出し画像

排卵を逃してしまったかもしれない

昨日は悲しい出来事が2つ起きてしまい、あんなに一昨日までポジティブに明るく暮らしていたのに、一日中泣いていた。
泣きながらもご飯を食べなければいけないと思い、なんとか焼いただけの肉と切った野菜を口に押し込み、ボロボロな気持ちでなんとか犬を散歩に連れて行った。
私の落ち込みが伝染したのか、犬までご飯を食べなくなってしまった。

その悲しみの一つが、排卵を逃してしまったかもしれないということだ。
私は生理周期が非常に短く、排卵検査薬は毎日していた。
ただ私はうっかりしていた。生理周期が短いということは排卵も早く、排卵された卵子が受精できる時間も普通の人よりきっと短いということだ。
生理10日目になった今、数日前には徐々に濃くなっていた線がいきなりなくなってしまい、そのまま線が濃くならない状況が続いている。
私の場合、排卵検査薬は1日に何回もしなければいけなかったのかもしれない。

私は海外に住んでいて、私のクリニックは人工授精の場合は卵子の成長具合と排卵時期を見る超音波検査はできないらしく、人工授精のタイミングは自分自身で見極めるしかない。
排卵されてから卵子が受精できる時間は12時間、もしくはもっと短いと言われており、それを自分で判断するには難しすぎる。
闇雲に賭けでクリニックに人工受精をしに行ったとて、もし失敗したら、人工授精の費用(日本の約20倍)とドナー精子の費用(20万円)が無駄になってしまう。また、ドナー精子を使用するため、誰かの命になるかもしれなかったドナーの大事な精子を、確実でない日に使用することは許されないだろうという気持ちもある。

クリニックのナースに連絡をしたところ、すぐに折り返しの連絡をくれて、排卵が遅れることもあるからと言って元気付けてくれた。
愚痴ばかりの私を友人たちも優しく応援してくれている。

私が今回失ったのは時間だけで、また翌月チャレンジすれば良いということになるのだろうが、期待していただけに、悲しみが大きい。
来月ちゃんと良い卵が排卵されるのだろうかという不安もある。
何よりあれほど妊活を頑張っていたのに、排卵時期を特定するのがこんなに難しいことだと思っていなかったので、
排卵日を調べることについて自分のリサーチと準備の甘さが悔やまれた。

受精させてあげられなかった、私の卵子、ごめんね。

不妊治療は大きな壁の連続である。
私はまだ失敗も流産もしていない。それを乗り越えて来た人たちは本当にすごいと思う。尊敬でしかない。
偉大な先輩ママたちに比べたら、私なんて泣く必要なんてないと思われるだろう。

私は選択的シングルマザーを目指しているが、わかってはいるが、何もかも一人で乗り越えなくてはいけない。
ベイビーはどんな試練もくぐっていけるマミーを欲しているのだろう。
どんな時もきっと大丈夫と言える、強い母にならなくてはいけない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?