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奇妙な話 3部作 ハンドパワー(1/3)

いつもは、仕事に関する事をnoteしているのですが、今回ちょっと趣向を変えて、私に起こった奇妙な話 3部作の1作目「ハンドパワー」を投稿しようと思います。


小学校4年生の夏休み、自転車で出かけた帰りの事でした。


当時、自転車の鍵に、星座のホノグラムのついたキーホルダーをつけていました。


↓イメージはこんな感じのキーホルダー




汗だくで家に帰り着き、早く麦茶を飲みたくて、急いで自転車の鍵を外そうと思ったのですが、なかなか外れてくれません。

あまりの暑さの中、イラっとして、ちょっと乱暴に鍵を引っ張ってみました。


とれました!が、よく見ると鍵はまだ自転車についています。手の中を見るとホノグラムだけがあります。

壊してしまった。。と思ったのですが、何か違和感があります。


そのキーホルダーは、金具部分とホノグラムのプラスチック部分は溶接されていたのですが、ホノグラムと金具の接続部分のプラスチックは壊れておらず、丸い穴のあいた状態。金具の接続部分も綺麗な状態でした。



よくマジックである、すり抜けが起こっていたのです。

すり抜けマジックと同じ事が起きたのだと、注意深くホノグラムと金具を観察したのですが、原因はわかりません。

そのはずです、そんなマジック仕込んだ覚えもないし、そんなマジックのタネも知らない。


そう!これはまさしく「ハンドパワー」だったのです。


以降、そのハンドパワー再発したことは、残念ながらありません。

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