見出し画像

【六寸刻文皿】の道行#10「楽しい型もの」

こんにちは。上出惠悟です。

皆様にとって身近な”型”とは何でしょうか?

クッキーやタルトなど焼き菓子の型が思い浮かびますが、私たちの身の回りにある多くの物は型から作られています。型とは原形(オリジナル)を複製(コピー)する為の基(もと)になる物です。周りを見回してみてください。オリジナルなのか、コピーなのか、そう考えて物と接すると少し見え方が変わるかも知れません。

型で作られた物とそうではない物

人類が”型”を用いてものづくりを始めたのはいつからなのでしょうか。インターネットで簡単に調べてみると、紀元前3600年頃のメソポタミアでは砂型を用いて青銅を鋳造していたようです。メソポタミアと言えば世界最古の文明ですが、型による複製技術は都市や社会の成り立ちに大きく関わったでしょう。

ここから先は

822字 / 3画像

月に2〜3本くらいが更新目標(絶対に1本は書きます)。現在公開している全てのマガジンがここで読めます。

上出長右衛門窯の道行

¥500 / 月 初月無料

現在進行中の新作開発の紆余曲折するストーリーを、テキスト、写真でお伝えしています。旅は道連れ世は情け。これまで秘密にしていた新作とそのアイ…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?