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外国人人材を採用する際のステップ!

みなさんこんにちは!

みなさんは、外国人人材を採用する際のステップについてご存知ですか?
具体的に何をすればいいのか曖昧な部分もあるのではないでしょうか。

本記事では、「外国人人材を採用する際のステップ」について解説していきます!(海外在住の外国人を在留資格<技術・人文知識・国際業務>で採用する場合)


外国人人材の採用活動を始める前に…

外国人人材の採用を検討する際には、経営層や組織の管理者など、全ての従業員から事前に合意を得る必要があります。
社内合意を得た上で採用活動をすることで、採用後の配属先での理解が得やすくなり、外国人人材と日本人従業員が協力し合える環境を作りやすくなります。

求人票作成時のポイント

採用において重視する点をわかりやすく記載することです。
また、外国人人材が求人票を十分に理解できるように多言語化したり、短文、簡潔な表現、漢字にルビを振るなど、やさしい日本語で記載することなども効果的です。

募集方法

現地在住外国人の募集方法は大きく分けて4つに分けられます。
1.自社のウエブサイト、SNSで求人票を掲載する
2.ナビサイトに求人を掲載する
3. 人材紹介会社(職業紹介事業者)に依頼する
4. 自社の外国人社員から紹介してもらう

 
それぞれ詳しく見ていきましょう!

1.自社のウエブサイト、SNSに求人を掲載する

求人情報を載せるまでの方法や手段は日本人と変わりません。
しかし、内定後の在留資格の手続きや、応募者のスクリーニングを独自で行う必要があります。そのため、初めて外国人を雇用する場合は難易度が高めです。
 
自社ウエブサイトに求人票を掲載する際のポイント!
自社サイトに求人票を掲載する際には、外国人人材採用の専用ページを作成するのがおすすめです!そうすることで、外国人人材からの直接応募が見込めます。

外国人人材採用ページには、
・企業理念や求める人物像
・外国人人材へのメッセージ
(自社で活躍されている外国人人材からのメッセージや既存社員様からのメッセージなど)
・外国人の働きやすさなど
(社内制度、休憩時間、有休制度、住宅、周辺環境についてなど)
入社後をイメージできるような情報を掲載すると良いです。

2.ナビサイトに掲載する

タウンワークやリクナビなどの求人サイトに求人を掲載する方法です。「Nippon仕事.com」や「NINJA」などの外国人専門の求人サイトを活用することもおすすめです!

3.人材紹介会社(職業紹介事業者)に依頼する

人材紹介会社に依頼することで、採用ターゲットに合致した外国人労働者を紹介してもらうことが可能です。そのため、特定のスキルや能力、言語などを求める場合におすすめです!
 
注意点:
人材紹介を行うには国の許可が必要です。
依頼する会社が許可事業者であるか、二国間斡旋の許可を得ているかを忘れずに確認してください。

4.外国人社員からの紹介

すでに外国人人材が活躍されている場合に限られますが、自社で働いている外国の従業員の知人や友人を紹介してもらう方法です。
日本で暮らす多くの外国人は、外国人同士のコミュニティーを持ち、交流しています。そのため、知人や友人と同じ職場で働くことで外国人の心理的安全性や、定着に繋がりやすくなります。

書類選考

履歴書や、職務経歴書を元に在留資格申請時に必要となる情報について詳しく確認します。(大学、専門学校での学部や専門科目、母国での職歴や経験年数など)
履歴書に書いてある内容が事実でない場合や、専攻科目と業務内容の関連性が無い場合は、在留資格申請時に申請が認められない場合があるので注意が必要です。

面接

面接で確認することは主に2つあります。
1. 日本語能力
2. 経歴

1.日本語能力を確認する

面接では、自社で定めた日本語能力の基準を満たす人材かどうかを確認します。
日本語に自信がない外国人の場合は、砕けた表現が分かりにくい場合もあるため、シンプルな表現を使用したり、やさしい日本語を使用したりするなど、相手が話しやすい表現に合わせて、外国人が本来の能力を発揮できるように工夫することが大切です。

シンプルな表現、やさしい日本語の例:
×:現在ご在職でいらっしゃいますね。
○:今もお仕事をしているのですね。

2.経歴の確認

特に、履歴書で分からなかった点などについて確認します。
例えば、大学・専門学校の学部や専門科目、母国での職歴や経験年数など

内定、内定者フォロー

1.内定

採用に値すると評価できれば、「内定通知書」と「雇用条件通知書」をなるべく内定者の母国語で作成します。
その後、労働条件を明示し内定者が十分に理解するまで説明します。
後から「知らなかった」と言われてトラブルに発展しないように詳しく説明することを心がけましょう!
双方の合意が取れれば雇用契約書を作成、締結します。

2.内定者フォロー

現地採用は内定から入社まで3ヶ月〜4ヶ月ほど期間が空くため、内定者の入社意欲が下がらないように内定者フォローを行うことをおすすめします。
具体的には、人事の面談や同期入社予定の内定者との交流、先輩社員や配属先上司との面談など。

また、来日のために必要な各種手続きや、来日するまでの生活面の不安を軽減するための支援も行います。

来日前は、ビザ申請手続き、日本での住居確保、引越し手続き、通信環境の確保、航空券手配など。
来日後は、住民登録、銀行口座開設やゴミの出し方の説明などの支援を行います。

チョクトリについて!

最後に、当社で運営している「チョクトリ」についてご紹介します!
チョクトリは、現地の大学で専門的な知識を学んだ「高度人材の技術エンジニア採用」を支援するサービスです。
 
ベトナム、ミャンマー、インドの採用に関しては、当社の現地支社と日本支社が連携して、人材募集から内定フォローまで一気通貫でサポートいたします。

ご興味がある方はぜひ、お気軽にご連絡ください!!

▼参考サイト

▼参考書籍
杉田昌平, 長岡由剛, 阿久津大輔, 「外国人材の雇用に携わる方のための在留資格外国人雇用労務士公認テキストブック」, KTC中央出版, 2022年8月


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