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日本人採用と外国人採用の違いとは?  ①募集

皆様、こんにちは!
本日は、日本人採用と外国人採用の「募集」のステップでは、どのような違いがあるのかについてご紹介します!
在留資格、募集媒体、求人票の項目に分けてご説明させていただきます!


就労可能な在留資格が必要!

既にご存知の方も多いと思いますが、前提として、外国人が日本で働くには「就労可能な在留資格」が必要です。
(これは、「就労ビザ」と言われることもあります。)
さらに、仕事内容は在留資格に定められた範囲内の仕事に限定されます。(例えば研究職として採用された外国人は、営業職や事務職の仕事はできません。)

そのため、募集の段階では、任せたい仕事がどの在留資格にあてはまるのか明らかにしておく必要があります。

募集媒体の使い方の違い

日本人採用と外国人採用では、ほとんど同じ募集媒体を使用します。
ですが、同じ募集媒体でも意識するポイントが異なります。なので、それらのポイントについてご説明していきます!

① 自社ウエブサイト

外国人採用に特化したウエブサイトを作成するのがおすすめです!
もし、すでに在籍している外国籍社員がいる場合は、その外国籍社員の紹介や外国籍求職者に向けたメッセージなどを記載すると入社後が想像しやすくなります。

② SNS

最近は、情報収集をスマートフォンで行うことが主流になってきているため、気軽にフォローができ、有益な情報が得られるSNSの重要性が増しています!手軽に、多くの人に情報を掲載することができるのがSNSの魅力です。企業の情報や魅力、社内紹介など入社後のイメージがしやすくなるような情報を発信し続ける必要がありますが、拡散されればより広い層の外国人に会社の情報を届けることができます。またターゲット人材の国でよく使われるSNSで求人を掲載するのもポイントです。

③ 公共職業安定所(ハローワーク)

ハローワークに求人を登録し、候補者の紹介を依頼します。
ハローワークインターネットに求人を掲載すれば、全国から応募者を集めることができます。ハローワークは外国籍求職者にも周知されていて、地域によっては通訳者電話通訳サービスが設置されているので外国人の日本語のレベルによって活用することもできます。

④求人サイト(ナビサイト)

外国人に特化した有料・無料の求人情報サイトを活用するのもポイントです!ですが、日本人も使う求人サイトに一般的な採用として掲載し、外国人の応募を受け付けるという形も可能です。
NINJAWORKJAPANなど様々な外国人専門求人サイトがありますが、それそれ特徴があるため、ターゲット人材に合わせてサイトを活用するのがおすすめです。

⑤人材紹介会社(職業紹介事業者)

外国人材の人材紹介会社に求人を依頼し、ターゲットに合致した候補者を紹介してもらいます。企業が求める特定のスキルや能力、語学力などを持つ人材などをピンポイントで募集できるため、求人サイトでは把握しきれないターゲット層の募集に向いています!

当社One Terrace チョクトリでは、外国人エンジニアの紹介を行なっております!外国人採用にご興味がある方はぜひお気軽にご連絡ください!

求人票作成時の違い3点!

外国人採用のための求人票を作成するときの違いは3点あります。

① 採用において何を重視するのかを分かりやすく伝える

採用において、スキルを重視するのか?日本語を重視するのか?など
何を重視するのか考えることで、採用メッセージを明確にすることができます。そうすることで、何を重視している企業なのか分かりやすくなり、ターゲット人材が集まりやすくなります。さらに、入社後のギャップも減らすことができます。

② 外国人が業務内容を理解できるように工夫する

外国人が理解しやすい求人票を作成することが重要です。
例えば、ターゲット人材が使用する言語を使用する、シンプルな表現、漢字にルビを振るやさしい日本語で記載するなどの工夫ができます!
このポイントは、求人票作成時だけでなく採用前から内定後まで、意識していただきたいポイントです。一貫して相手が理解しやすい表現を使うことが大切です!

③ より具体的に記載する

外国人は、より具体的な仕事内容や責務、権限、処遇、キャリアステップなどについて意識する方が多いです。そのため、最低限明示しなければいけない労働条件+αで、職務内容、待遇、評価方法、昇進条件、外国籍社員の有無などを記載すると、より入社後のイメージがしやすくなります。また、キャリア形成のイメージもしやすくなりますね!

おわりに
日本人採用と外国人採用の大きな違いは、在留資格の有無です。
まず、募集の段階では任せたい仕事がどの在留資格に該当するのか考えることから始めます。また、日本人の求人内容にプラスして具体的に、より分かりやすい表現にすることが大切です!

参考資料

外国人雇用労務士公認テキストブック,KTC中央出版, 2022年




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