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ぶっちゃけ…外国人人材は定着してくれるの?

皆様こんにちは!
外国人人材採用に興味があるけれど、
長く働いてくれるか不安…実際どうなの??と思う方は多いと思います。
なので今回は、特にそのような方々に向けて、外国人人材の離職率の現状と、定着してもらうためにできることを説明させていただきます!


入社後1年以内の離職率は約28%

株式会社エイムソウルによる2021年の調査によれば、
外国人人材の約3割入社一年以内の離職を経験したことがあることが分かりました。(図1, Q1)また、図1, Q2を見て分かるように、半数以上の早期離職は入社半年未満で発生しています。
大学卒日本人入社一年以内の離職率は、2020年の厚生労働省の調査によれば、10.6%です。
このように、日本人と外国人人材を比較すると外国人人材の方が、
早期離職率が高いことが分かります。

図1「日本で働く外国籍人材の離職とモチベーションに関する調査」p9

*株式会社エイムソウルによる調査の回答者の国籍と就労資格は下図の通りです。

図2「日本で働く外国籍人材の離職とモチベーションに関する調査」p5

早期離職の原因4つ

約3割の外国人人材が入社一年未満で退職しているという現状が分かりました。そこで次は、早期離職に繋がる主な原因TOP4をご紹介します。

1 - 上司のマネジメント・指導に対する不満
2 - 業務内容のミスマッチ
3 - 給料が安い、残業代が支払われない
4 - 職場の人間関係に関する不満

これらの離職理由は、日本人の場合にも該当することに気づきましたか?
離職を防ぐために、実は採用活動時から入社前でも取り組める部分も沢山あります!

外国人人材に定着のために取り組めること3つ

1. 求人票にはリアルを書く

「業務内容のミスマッチ」「給料が安い、残業代は支払われない」という理由の離職を防ぐために、求人票でオーバーな表現は使用せずにリアルな内容を書くことが重要です。また、外国人が理解しやすいようように、ターゲット人材が使用する言語を使用したり、シンプルな表現、漢字にルビを振るなど、やさしい日本語で求人票を作成することも大切です。事前に業務内容雇用条件理解・納得した上で入社することで、ミスマッチを防ぐことができます!

2. 外国人人材を受け入れるための研修を行う

「上司のマネジメント・指導に対する不満」の離職を防ぐためには、
上司にも準備期間を設ける必要があるため、外国人人材が入社することを早めに伝える上司へのマネジメント研修を行うことも大切です。
外国人人材の上司になるのは初めてでも、日本人との違いや相手の文化を理解することで安心して仕事ができると思います!

3. いつでも相談できる環境を作る

メンター制度などを導入し、外国人人材が不安に思うことなどを気軽に相談できる環境を作ることで人間関係の不満を改善することができます。具体的には、先輩や上司が積極的に声をかけたり個別に面談を行ったりして不安や不満を言ってもらう時間を作るのも大切です。

実は外国人人材も日本人と同じような理由で離職していることが分かりました。そのため、上記でご紹介したポイントに取り組むことで、外国人人材だけでなく、日本人の定着率維持にも役立つと思います!!

最後までお読みいただきありがとうございました!

参考資料

厚生労働省プレスリリース,「新規学卒就職者の離職状況を公表します」, https://www.mhlw.go.jp/content/11652000/000845829.pdf


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