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きのこ散歩*2022/4/29季節の移ろいを感じる

GWですが、今年もお出かけの予定は立てていません。仕事がカレンダー通りなので飛び石連休になっているのも一因です。出かけなくてもきのこ探して楽しめるしね。

アミスギタケ

アミスギタケがぼちぼち見られるようになりました。倒木や落枝によく出るきのこで、傘裏のアミアミが特徴的なきのこです。結構好きなきのこですが、撮影するのはちょっと大変です。

低い位置に出ている小さいきのこは見上げて撮るのが大変です。いつも以上に這いつくばって撮らなくてはなりません。


キンランとギンランも出てきました。

キンラン
ギンラン

これらはベニタケなどの菌類と共生しているため、きのこのある場所にはよく咲く花です。環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧Ⅱ類(UV)にランクされていています。私が住んでいる場所は山沿いで自然が豊かですのでたくさん見ることができ、毎年観察するのを楽しみにしています。


ウメハルシメジ

先日ウメハルシメジを観察した梅林に行ってみました。この前とは別の木の下にいくつか出てきていました。頭を出したばかりの幼菌もありましたので、連休中は観察を楽しめるかもしれません。誰かに採られたり虫に食べられたりしなければの話ですが。

草むらの中に潜んでいる

梅林の下草もワサワサと生えそろってきました。よく見てみると、ウメハルシメジ以外にも小さなきのこも潜んでいます。こういった小さなきのこを見つけるのも、季節が進んだようで嬉しくなります。


ヤセウツボは外来種

梅林の近くにヤセウツボがたくさん出ている一角がありました。ヤセウツボ、マメ科などに寄生する生態系被害防止外来種です。ちょうどマメ科植物が写っていますね。面白い生き物ですが、あまりたくさんあると複雑な気持ちに……。
私個人の考えとしては、外来種だからと言って駆除するのは違うと思うので、野にあるものはそのままの状態にします。自然に人の手を加えるとどういった結果につながるか分からないからです。きのこなども採取する場合も採る量より残す量を多くすることを心がけています。
ちなみに、セイヨウタンポポも昔は在来タンポポを駆逐すると言われていましたが、今はニホンタンポポとは好む場所が異なるためうまく棲み分けていることが分かっています。外来種が必ずしも悪さをするわけではないのですよね。


シロキクラゲも春から見られるきのこ

雨続きのおかげで、シロキクラゲも出ていました。シロキクラゲも気温の低い時期からよく見られるきのこで、雨続きのときに探す定番です。

シロキクラゲをたくさん見つけた時の記事はこちら↓


アミガサタケもまだありました。

もう新しいものの発生はなくなり、今週で終わりでしょう。今年はブラックモレルもイエローモレルも当たり年で、長い期間発生しており楽しめました。


3月中旬に出始めたトガリアミガサタケやアシボソアミガサタケから、ゆっくりときのこの種類が入れ替わってきました。これからは気温も上がり季節の進み方が早くなります。1週間でもきのこの顔ぶれが変わってきますので、散策の場所に悩んでしまうんですよねー……。

この日は昼に本降りの雨となったため早々に散策を切り上げました。雨の午後にはきのこクッキーを作り楽しみましたよ♪


きのこをかわいく撮れるレンズ増やしたいです🌱🍄🌿