市販きのこ観察編・マイタケ
今では市販品の代表格でもあるマイタケ。栽培方法が確立されるまでは、とても貴重なきのこだったことは皆さんよく知るところかと思います。見つけると嬉しさのあまり踊りを舞うからマイタケ。
さて、マイタケも我が家の冷蔵庫にはかなりの確率で鎮座しております。香りが高く何にでも合うので使いやすいきのこですね。
ひらひらとした花びらのような形です。この形が舞うようだからとマイタケと呼ばれている説もあります。色は茶色ですが、薄かったり黒っぽかったり菌種によって異なるようです。
裏返してまじまじと見つめたこと、ありますか?なかなかじっくり観察することはないと思います。
裏はヒダではなく管孔になっています。
あんまり見つめているとちょっとだけゾワッとするような気がしますね……。
マイタケは、何にでも使いやすいきのこですが、卵と一緒には使えません。マイタケにタンパク質を分解する成分があるので、卵が固まらなくなってしまうのです。昔それを知らずに茶碗蒸しに入れて、固まらずに卵汁になってしまい悩んだのはいい思い出です(笑)
タンパク質が固まらなくなる性質を利用して、お肉を焼く前に裂いたマイタケを数時間まとわせておくとお肉がとっても柔らかくなります。マイタケも一緒に焼いてしまえば付け合わせもできて一石二鳥です!
ところで、マイタケにはスーパーで安く購入できる菌床栽培品の他に、露地栽培品があるのをご存知ですか?露地ものは9月〜10月に収穫され、直売のような形でしか手に入りませんが天然物に近いおいしさです。多少高価かもしれませんが見かけたらぜひ買ってみてください!香りも食感もひとあじ違いますよ!
原木舞茸については関東きのこの会ポータルサイトで詳しく紹介されていました!よろしければこちらの記事も読んでみてください。
きのこをかわいく撮れるレンズ増やしたいです🌱🍄🌿