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きのこ散歩*2022/8/27夏の終わりのポルチーニ祭り・その2

名残惜しいけど次のポイントへ向かいます。

その1はこちら↓

次のポイント、と言っても歩いて行けるくらい近い距離なんですけど。

シロハツだらけ

ここは先を越されましたね、誰かがヤマドリタケモドキを採取した跡がありました。ざんねん。
シロハツのなかまがやたらと生えています。そういえばさっきのポイントにもシロハツがたくさんあったけど、ヤマドリタケモドキとテングタケのかわいさに負けて無視してしまった。ごめんシロハツたち。

苔や土を押しのける力強さ

土や苔を頭の上に乗せて生えていることが多く、きのこの力強さを感じられます。シロハツのなかまも似たきのこが何種類もあるので、同定(きのこの種類を調べること)が難しいです。いつもシロハツのなかま、としてちゃんと観察できていないので、きちんと見分けられるようになりたいですね。(いつも口だけ・笑)


さて、見知らぬ採取者に先を越されたポイントを後にして次に行きます。

このまだらの傘は!

この濃い紫でまだらの傘の色は……!

ムラヤマさんことムラサキヤマドリタケ

ムラサキヤマドリタケです。とてもきれいです!乾燥すると傘や柄がすぐに割れてしまうのですが、雨が多かったおかげで大変きれいな状態ですね。

うつくしー

とてもきれいな個体がたくさん出ていました。こんなにたくさん生えているのは初めてかも。ヤマドリタケモドキと同じくらいの数が出ています。普段は10:1くらいの割合でしか生えていないので、テンションが上がりまくりです!!
いつもよりじっくり撮影したのに、舞い上がりすぎてミスショットが多かったのですが悔やまれますが(苦笑)きのこ撮影には冷静さが必要ですね。


新手のきのこ

ここでは見慣れないきのこもたくさん生えていました。なんとなく、思い当たることがあり詳しく観察してみることにしました。

触ったところが青変

抜いてみると、触った部分が青変しています。指紋くっきり。やはりイロガワリ系のきのこです。傷つくと青く変色するきのこのグループがあるのですよね。それにしても柄のグラデーションが美しいきのこですね。

半分に切ってみた

半分に切ると、意外にも肉は青変性が弱く、根元は変色しません。管孔は濃く青変していますね。
このきのこは和名がついていないものです。きのこ好きの界隈では結構有名で、「謎イグチ」とか「例のランマオア」とか呼ばれています。(ランマオアとはこのきのこの学名のLanmaoa angustisporaの属名からとった呼び名です)つい最近まで学名すら判明していなかったのでこんな呼び名になったのです。和名の提唱がされるまで例のランマオアと呼ぶと思います。

傘の色などが違うが同じきのこ

傘の色が濃いですが、これも同じ謎イグチです。きのこは見た目の変異が大きいので同種と判断するには経験が必要ですね。

これも謎イグチ

幼菌と老菌で見た目も形も変わりますから、できることなら毎日観察できるときのこ目が養われると思います。

それにしても今日はいろんなきのこが山ほど生えているなー。暑さも忘れて没頭してしまいます。

【つづく】

つづきはこちら↓


きのこをかわいく撮れるレンズ増やしたいです🌱🍄🌿