きのこ散歩*2022/11/26季節は冬へ向かう・その2
珍しいきのこを見つけて、今日はいいきのこがたくさん見られそうだと確信し、さらに散策を続けます。
その1はこちら↓
寒い時期の雨上がりによく見かけるヒメキクラゲがたくさんあります。ぐにゅぐにゅしていてちょっと気持ち悪いですね。
黒くて目立たないので、きのこを探していなければ見つけるのは難しいかもしれません。
ゼラチン質でプルンプルンなので、触って遊ぶと楽しいと思います。このきのこに関しては、どうにもこうにもかわいく撮影するのが難しい。きのこのかわいさ知らしめたい!けど、かわいく撮れないきのこもあります。面白さ、ふしぎさが伝わればいいんだけど……。
ハナビラニカワタケもたくさんありました。雨が降りすぎで半分溶けているものも多かったのですが、このきのこの方がお花みたいにヒラヒラしていてかわいく見えますね。
おなじみのシロキクラゲとクロコブタケも。
タマキクラゲもたくさんありました。出てきたばかりのタマキクラゲは、枯れ枝の皮をバリっと破って出てくる様子が観察できておもしろいです。やわらかいきのこなのに、こんなかたい皮を破って出てくるなんて。
雨がしっかり降ると、プルプルのきのこたちが元気で楽しいです。
傘のあるきのこは極小サイズのものばかりです。数は少ないですが、冬でもよく目を凝らせば小さなきのこが見つかりますよ。小さいきのこは情報が少なくて、図鑑にのっていないものばかりで同定はできないんですけどね。
倒木に白い点々が見えたので、マクロレンズで撮影してみました。
肉眼では気づくことができない特徴がわかります。薄黄色でお椀の外側に毛が生えているので、フユノウスキサラタケでしょうか。このきのこも寒い時期に見かけます。とても小さいので、きのことは思われないでしょうね。
木のうろに、苔に紛れた青いつぶつぶが見えました。アオサビシロビョウタケのようです。青いチャワンタケは、ロクショウグサレキンやロクショウグサレキンモドキがありますが、こちらは他より白っぽくて茶碗の中に青い斑点ができるのが特徴です。きれいですね!
寒くなってきたものの、かたいきのこやチャワンタケやプルプルのきのこたちにたくさん会えて楽しい散策でした。
少ないながらも寒い時期にしか見られないきのこもあります。きのこは一年中観察を楽しめる趣味です。きのこのハイシーズンは終わりましたが、まだまだきのこ散策できますよ!
【了】