世界三大栽培きのこを食す*フクロタケのレシピ
世界三大栽培きのこのひとつ、フクロタケ。日本ではなじみがないので、お取り寄せしてもどうやって調理したらいいか分からない!と購入を躊躇してしまう人もいるかもしれません。
今日の記事は、前回予告したフクロタケを食べてみたレポートとレシピです!
前回・フクロタケ観察編の記事はこちら↓
フクロタケの下処理
フクロタケは独特のエグ味があるので、気になる場合はいったん茹でこぼしてから調理しましょう。その場合も、できれば下茹でに使用したお湯は捨てずに、アクを取ってスープなどのダシに使うとよいと思います。
私個人はほぼエグ味を感じなかったため、うまみを逃がさないためにも下処理はせずに、軽く水洗いして半解凍状態で調理しました。常温に5~10分置いておけば包丁が入るようになりますよ。
また、レシピではフクロタケを4等分に切っていますが、傘が開いたものの場合はひとくちサイズに切ってください。
フクロタケとエビのソテー
【材料】2~3人前
・冷凍フクロタケ:250g
・むきエビ(冷凍でも生でも可):180g
・にんにく:ひとかけら
・パセリ:適量
・オリーブオイル:大さじ1
・塩:小さじ1
つくりかた
フクロタケは4等分する。
にんにくはスライスする。
フライパンにオリーブオイルをひき、にんにくを入れてゆっくり加熱する。
オイルににんにくの香りが移ったら、フクロタケとむきエビをフライパンに入れる。
蓋をしてフクロタケとむきエビに火が通るまで中火で加熱。
塩で味を調え皿に盛る。
パセリをちらして、できあがり!
フクロタケから出た水分が、うまみたっぷりのスープとなって出てきます。軽い塩味を付けただけなのに、びっくりするくらい濃いダシが出ていますよ!
フクロタケの炊き込みごはん
【材料】米3合分
・米:3合
・冷凍フクロタケ:250g
・お好みのきのこ1~2種類:それぞれ好きなだけ
・油揚げ:1枚
・酒:大さじ1
・しょうゆ:大さじ2
・塩:小さじ1
・しょうが:ひとかけ
つくりかた
米を研ぎ炊飯釜に入れ、酒・しょうゆ・塩を入れる。
3合分の量まで水を足す。
フクロタケを4等分に切って炊飯釜に入れる。
好きなきのこを手で割いて炊飯釜に入れる。
油揚げは5mm幅に切り炊飯釜に入れる。
炊飯器で炊く。
生姜を細切りにして針しょうがを作っておく。
炊き上がったら針しょうがをのせて、できあがり!
きのこは水分が多いので、やややわらかめに炊き上がります。かたいごはんが好きな方は調節してください。また、きのこは加熱すると小さくなるので、入れすぎくらいでちょうどいいです。
フクロタケはなんにでも合う?
はじめてフクロタケを調理したので、最初はそのものの味がよくわかるソテーにしました。きのこ本体はあっさりとクセがないのに、濃厚なうまみのある水分が染み出てきます。このダシ、なんにでも合うのでは……?
中華やアジア料理のイメージが強いので、八宝菜だとかグリーンカレーだとかトム・ヤム・クンなんかのイメージなんですが、和風にも合うのではと思いついて炊き込みごはんを作ってみました。しょうゆ味もイケます!
なじみの少ないきのこのためか、レシピも定番の炒め物かスープばかり。あまりにおいしくてすぐに使い切ってしまったので色々試せませんでしたが、茶わん蒸しなども作ってみたいです。冷凍なので、たくさん取り寄せても保存できるので、次はもう少し多めに買おうかな。
みなさんも一度おためしあれ!
フクロタケのまるごとメンチなんていうオシャレなレシピもありますよ!