春の匂い
今朝、娘を保育園に送っていこうと家を出ると風がすっかり春の匂いだった。
春の匂いの成分がいったい何なのかよくわからないけれど、気温や日差しの感じ、風……色々なものが混ざり合ってる気がする。
匂いの記憶というのはすごく不思議で、普段は覚えていることすら覚えていないのにその香りを感じた瞬間に感情、感覚、記憶……一気に思い起こされる。
しかも思い出なんて言葉で表すには物足りない鮮明な記憶。
匂いと同じで、音楽でも似たような感覚になることがある。
わたしは大学時代、音楽系のサークルに入っていていつも誰かが歌ったり、楽器を演奏している環境にいたので、からだに染み付いた思い出のある曲がたくさんある。
正直わたしはあまり一生懸命活動していなかったけれど、そのサークルに入っていて良かったと思うところだったりする。
忘れたくても忘れられないからだが勝手に覚えている記憶のお話でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?