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見逃していた美しい世界


鼻詰まりが酷くて中々寝付けず、深夜1時頃に換気も兼ねて窓を開けて外の景色を見てみたら、とっても綺麗で。

なんで見落としてたんだろって思った。
こんなに美しい世界を。

毎日見ている見慣れた景色のはずなのに、心の底からそう思った。

なんの音もしない。
忙しく道を行き来する猫もいない。
時々冷たい空気が頬を掠めるだけ。

加えて裸の木々や寂しげにそびえ立つ街灯を含んだ自宅前のその景色は、
憧れていた自然豊かな田舎町と何ら変わらなかった。

ここに来た時から違和感が絶えなかったのは、慣れ不慣れの問題じゃなく、
ただこの目の前の現実を受け入れようとしていなかったからなのかもしれない。

「世界は汚れている」という固定観念に支配されすぎていたのかもしれない。

鼻詰まりは治らなかったが、お陰で通りはだいぶよくなった。

その後見た夢では、なぜか友達が感動的な手紙を読んでくれている夢、一人でガラガラのショッピングモールに行った後知らない子と草ボーボーのだだっ広い公園で遊ぶ夢を見た。

幼い頃やったことがあるような内容の夢だった。

恐らくあの自宅前の景色に、無意識のうちに地元の懐かしさが重なったからだ。




月が見えなかったのは残念ですが……
皆さんも深夜に外の景色を眺めてみると、意外な発見があるかもれませんよ🌟

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