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後輩の作品を観ました。

もう少し詳しい話をすると、サークルの後輩達が作った作品を観ました。作品というのが正しいのかどうかわからないですが、一応作品ということにしておきます。

私が所属していたサークルはインスタレーションアート作品を作っていました。テーマを毎年決めて、そのテーマに合わせてサークルのメンバーで一つの作品を制作するサークルです。コンセプチュアルアートにも近いです。

その後輩の作品を観て、色々と思うことがありました。ただ頑張ってきた後輩達にいうのも違うし、私が知っている人がいる代でもないので、直接言うのは引け目を感じてしまいました。急に知らないOBから何かを言われても現役の子達は嫌だと思います。

ただ、私が所属していたサークルの人たちにはもっとワクワクするような作品を作って欲しいなと思う気持ちもあるので、モヤモヤしてしまいます。

ワクワクできなかったのは私のせいなのか?とも考えました。そのこともあって急に感想は出ませんでした。サークル長にあって感想を言おうと思っても、素直に「良かったね!」と言えなかったのは申し訳ない気持ちがあります。作品を観た直後はまだ私の中で作品について噛み砕けていなくて、どこが良かった、どこが悪かったと言えませんでした。

テーマが通路や経路で試みとして面白いなと思っていました。展示場所の変更を余儀なくされていたこともあって、どう作ってくるのかも楽しみにしていました。楽しみにしすぎていたのかもしれません。

蓋を開けてみると表現方法はナム・ジュン・パイクに近いような作品でした。やりたいことはきっと、変わっていく映像作品を観せて、それを(通路の中において)場所によって見え方が変わっていくよね?といったことなのかなと思いました。

床レベルを変えるのは面白かったし、新しい場所での展示で難しかったのだろうなと思います。きっとあの空間を作るだけでも結構大変だったと思います。制作の規模、費用を考えるとやりたいことがうまくできなかってことも伺えます。

それでももっと考えられたんじゃないか、とは思ってしまいます。完璧はないので仕方がないかもしれません。また来年も楽しみにしています。

私が生きることができるようになります。