断食で体を洗い流す
こんにちは。
この記事に興味を持ってくださり、
ありがとうございます。
鍼灸師ちょこまんぼうがお送りする優鍼灸(やさしんきゅう)。
stand.fmという音声配信アプリで配信している
チャンネルのレジュメという形になります。
併せてお聞きくださると、
さらにわかりやすいかと思います。
今回の配信はこちらから。
断食というと、
「気合をいれないとできないもの」
「頑張るもの」
というイメージが強いですが、
断食で一番の目標にしていただきたいのは
「休息」
どういうことでしょうか?
東洋医学の基本養生の断食
生きる上で欠かせないもの。
食事。
精(生命エネルギー)を
毎日しっかりと作り上げる為には、
しっかりと食べなければいけません。
が!
あまりにも油っこいものや
季節を大きく外れたもの
辛みの効きすぎたもの
また、シンプルに食べ過ぎた場合、
臓腑は
「内熱」がたくさん
発生した状態になってしまいます。
特に消化器である胃、の熱。
「胃熱」は、
体の各部に症状を浮き立たせます。
更に、ますます
食欲を亢進させてしまいます。
そして、この胃熱は体に
様々な症状を引き起こします。
(むくみ・関節痛・倦怠感・口内炎・胸やけ・イライラ・生理痛の悪化・頭痛・皮膚のカサカサ又は湿疹・・・)
また、余計な熱が体で発生すると、
・気滞
・痰湿の発生
・血熱や血の停滞
等が発生していまいます。
つまり、食べすぎが続くと
体の中は、
ドロドロの汚いドブ川のようになってしまうのです。
それを綺麗な清い、流れの良い川にするのが
東洋医学的な断食という
「養生」です。
そう、「痩せたい」「がんばる」
の概念ではなく、
健康な体にするための
自分で行える「治療」なのです。
なので、断食中のイメージは
「体の川を清くする」
「臓腑を休ませる」
「老廃物を出す」
というイメージで行うよといでしょう。
どんな時に断食すればいいのか
では、断食はどんな時にすればよいのでしょう。
体内のドロドロが表面化したとき、
つまり先ほどの症状が現れたときは
もちろんやったほうが良いです。
ただでさえ、消火器は毎食・毎おやつ時に
活発に働いてくれています。
内臓だって公休が欲しいのです。
月に1~2回、1~2日の軽断食をおすすめします。
おすすめの断食のやりかた
断食といっても色々あります。
5日間丸々何も飲食するな!
とはもちろん言いません。
無理です。
断食も習慣化することで、
体を元気にしますので、
習慣化しても苦ではない方法が良いでしょう。
私流の断食をご紹介します。
①直前の体調に合わせてベースのお茶を用意します。
・腎虚っぽい=黒豆茶
・便やら湿熱がたまってるっぽい=ごぼう茶、ハト麦茶
②夕食~翌日の昼食までお茶だけで過ごす。
③昼食にはクコの実やナツメを含むお粥と煮魚
④夕食までは、できるだけお茶だけで過ごす。
⑤次の日の昼食も同様に。
あとは食欲に合わせて通常通りに戻していく。
という、
食事の間隔を意識してあける2日間です。
睡眠時間も含むので、
意外と無理は感じないので
おすすめです。
ポイントは、
・お茶はしっかりと飲むこと
・補腎は怠らないこと
です。
そうすると、断食中に
体内の老廃物を含んだ便が出ると思います。
とてもスッキリしますよ。
断食と併せてやりたいお灸
断食中に、
お灸の時間を持つのも良いですね。
おすすめのツボは
【太白】足の太陰脾経
脾経の原穴。
湿邪を追い出し、気の巡りを改善、
胃の機能を改善する。
足の親指外側、中足骨の近位のくぼみ、赤白肉際
【湧泉】足の少陰腎経
主水・腎経の井穴(気が湧き出すツボ)
心熱を取り除き、内風を鎮める
足底上から1/3、足底が最もくぼむ部位
【太渓】足の少陰腎経
腎経の原穴。
主水の機能を高め、不要な水を出す
内果尖とアキレスけんの間のくぼみ。
【神門】手の少陰心経
心を落ち着かせ、精神を休ませる
手首の関節上。掌側・豆状骨の上縁のくぼみ
是非お試しください。
今回のお話はここまで。
お読みくださり、ありがとうございました。
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