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『数』ってそんなに大事?
これは創作活動をしていても常に感じることだし、今のコロナ騒動においても痛感している。
アクセス数、お気に入り登録数、いいねの数、感染者数、死者数、感染率、致死率…。
データとして管理・分析するにあたって、『数』は重要かも知れない。けれどその場合、『数』は正確で無ければ意味がない。
間違ってリンク先に飛んでしまっても、閲覧数はカウントされる。
「取り敢えず後で読もう」とお気に入り登録して、そのまま忘れ去られるケースもある。
疑わしい人全てを検査していなければ、感染者数は正確ではないし、そこが正しくない以上、致死率や重症化率なども変わってくる。
けれどそれでも、とにかく目に見える『数』を求める人は後を経たない。
私は創作活動において、自作の閲覧数やリアクション数などは、敢えて一切見ないようにしている。
私にとっては、意味がないからだ。
数が多ければそりゃあ嬉しいだろうし、リアクションだって、貰えないよりは貰えた方が良い。
でもそちらに重きを置くと、私自身の書きたい世界が揺らいでしまう気がするのだ。
私は『縁』を大事にしたいと、常々思っている。
偶然私の作品にたどり着いてくれた『縁』、私のこの記事を読んでもらった『縁』、私と知り合ってくれた人との『縁』。
良いことも悪いことも全て、何かしらの『縁』があって私の身に起こっているのだと思っているし、災難だと感じた出来事が、結果的に良縁に辿り着いたことだって何度もある。
目に見える『数』より、目には見えない大切な『縁』を、私は掴み取りたい。
人の感情や人生なんて、到底数字で表せるようなものではない。
だから私のような字書きは、例え拙くても言葉を綴る。
私だけではなく、誰が書いた作品にも、必ず『数』なんかでは評価出来ない価値があるはずだと、私は信じている。
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