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スキーは夏に上手くなる

なるほどなあ、と思った言葉です。

前職の時の同僚に、スキーインストラクターのライセンスを持っている人がいたんですね。話していた内容からは、当時スキーバッジテストの2級。

冬になると、毎年最低30日間山に籠もることを自分に課していた、なかなかストイックな方でした。本職はもはや副業状態。

その人が言っていた言葉の中で、名言だなと思ったのが「スキーは夏に上手くなる」です。意図としては二つあるらしい。

一つは筋トレ。夏の間の地味な筋トレが、冬の実践の基礎となり、以前はできなかった動きができるようになるらしいのです。

もう一つは、イメトレ。冬に向けて、今年はこのように滑ろうと頭の中で繰り返して想定するので、実際に滑った時の上達が早くなるのだとか。

なるほどなぁ、と。これは本当に、何事でもそうだなと思ったりするわけです。文章においても、そうなのではないでしょうか。

筋トレは、ひたすら量を書くことです。そして、量を書くときに、なるべく短く、なるべく分かりやすくを意識して書くこと。

ロジカルであるということは、やはり全ての基本なのだと思います。ロジカルな文章を書けるようになって、初めてそこに修飾を付けられる。

ピラミッドストラクチャーを想定して文章を書く。メインメッセージを決め、それを支える形で、サブメッセージを配置していく。

サブメッセージが帰納的か演繹的にかで、論理的に繋がるように、全体の構造を考えながら書く。バランスよく。多すぎず少なすぎず。

このような文章を繰り返すことで、自分の伝えたいことを、端的に伝えられるようになるものです。

一方で、それだけですと、文章に彩りが無い。ロジカルな文章は情報の伝達においては優秀ですが、心は動かせないのです。

心を動かす文章というのは、そこに色彩があるものです。「へぇ。おお。ふふ。」そんな感嘆詞が読んだ時に出てくるような文章です。

そのような文章を書くためには、イメトレです。つまり、自分の心が動いた、自分が書きたいと思うような文章を探すこと

世の中には素晴らしい文章を書かれる方々がいらっしゃるわけで。そんな方々の、素敵な文章を真似して纏うのです。 

これは雑誌を見て、良いなと思うファッションを真似してみることに似ています。何がトレンドなのかを見て、何故かっこよく見えるのかを考えて、手持ちの服で真似できる部分を真似をする。

そうすることで、自分が目標とする人の雰囲気を纏っていくわけです。

そして、そのように纏い続けていると、香水のように自分の香りと混ざって、自分にしか出せない香りになっていく。

時には、香水を振りすぎて、香りが強くなり過ぎてしまうこともあるでしょう。時には、服に着られてしまうこともあるかもしれません。

そんな主張の強いアイテムを、少しずつ自分のモノにして纏う。そうすることで、文章は彩りを纏っていくものかなと思っています。

おしゃれな人は、姿勢が良い。おしゃれな人は、センスが良い。それは、筋トレとイメトレを繰り返してこなしているからです。

やっぱり、何事も筋トレとイメトレなのだなぁ。この二つを心がけて、書き連ねていきたいなと思います。

ちなみに昨日、私も真似しまくっている、大スキな林さんがTwitterでTweetしてくれるという、ミラクルが起こりまして。

いやぁ、書き続けていて良かったなぁと思った今日この頃なのでした。実はこのnoteは、これが言いたかっただけなのさ!

やっぱり続ける事って大切ですね。頑張りすぎず、頑張りましょう。どっちだ。

ではでは。


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ということで、大スキな林さんの一冊です。バーテンダーさんでもいらっしゃるので、言葉の節々から香る雰囲気が素晴らしいのです。酔ってしまうと言いますか。cakesで書籍の一冊を全文出されていらっしゃるので、ぜひご覧下さい。

<このnoteを書いたしょこらはこんな人です>

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