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使われ方を想像すると、記事はもっと良くなる

完全に想定外でした。夏休みの宿題。子どもと進め方の相談をして、夏休み最終日の一週間前ぐらいに終わるように進めていました。

結果、バッチリ終わっていたのです。​​後は初日の登校を待つばかり。なんて思っていた時期が私にもありました。

登校日前夜。まさかの夏休みの宿題紛失。2時間家中を探したのですが、結局見つかりませんでした。完全な敗北感です。

心配事の9割は起こらない

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心配事の9割は起こらないと言われます。良い言葉だなと思いまして、そんなに心配してもしょうがないよと勇気づけられるような気がします。

一方で、この言葉からは、実際に困ることのほとんどは、想定していないことであるという意味も感じます。

想定できている心配はそうそう起こらないのです。大事は想定できていないことから起こるもの。だから、想像力は大切なのですよね。

今回の件も完全に想定外。想像すらしなかったのです。​​ただ、起こってから考えてみると、確かに紛失リスクは結構大きかったなと感じます。

心配することは良いことです。​​その9割が起こらないのですから。本当に大切なことについては、心配し過ぎて悪いことは何もないと思います。

この記事の書き方を迷った

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ところでこの記事なのですが、どう書くかだいぶ迷いました。おそらく、ほとんどの学校の登校日は、先週か今日ではないかと思います。

「こんなことがあったよ、是非気をつけてね。」という記事にならばお役に立つと思うのですが、気をつけるべきこと自体が終わってしまっている。

タイミングがあと一週間早ければだいぶ意味がある記事だったと思ったのですけれどもね。「みんな、夏休みの2日前には宿題揃えておいてね」と。

ただ、そのタイミングも過ぎてしまっている。そうなると、この記事を書いて何か意味があるのかなと思ってしまったのです。

一方で、この悩み自体が、記事を書くために必要な姿勢だったなと気付いたことが、今回の騒動の一番の発見です。

記事で生まれる会話を想像する

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自分の記事がどう使われるか想像すること。これって、記事を書く上でものすごく大切なことではないでしょうか。

例えばこの記事を読んで「こんな人がいるんだって。xxちゃんも気をつけてね」という会話が起こったら、大成功だったなと思ったのです。

自分の記事が起こすかもしれない会話を想像すること。それは記事の使われ方をクリアにして、読者目線に立てている状態です。

思えば、会議の資料を作る際には、その会議でどのような会話が生まれるかを想像しながら作っています。「この言葉にはあの人が反応するかな」と。

記事もそれと同じだったのです。自分の言葉によって誰がどんな会話をするか。使われ方を想像することが大切だったなと。

想像で記事はもっと良くなる

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今回の件、防げはしなかったのですが、良い勉強になりました。課題は想像しないところから飛んで来ること。誰かの会話を想って記事を書くこと。

仕事ではよく「その会議が終わった後に、誰がどう動くのかを想像して会議をしろ」と言われました。記事もそれと同じですよね。

「宿題無くしちゃった子がいたんだって」
「会議で誰が何を言うか想像した方が良いんだって」

そう言って下さる人がいたら、この記事を書いた甲斐があったというものです。

Put yourself in someone's shoes

英語の諺です。誰かの立場に立って考えてみろということ。言うのは簡単なのですが、実践するのはなかなか難しい言葉です。

自分の記事が引き起こすかもしれない会話を考えること。それは誰かの気持ちに立つことに近づく、有効な手段なのかなと感じます。

ちょっとした心がけで随分記事は読みやすくなるのではないでしょうか。心がけて書けたら素晴らしいですね。

また、来年は1週間前に「宿題をランドセルに入れること」を目標にします。

ではでは。


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