長期的にアウトパフォームするために必要な報酬のお話
永遠の課題だと思いますけどね。
最近noteやTwitterを見ていて本当によく思うのは、みんな勤勉であるということです。お仕事・子育て・学業と大変な日々だと思います。
何かを続けられることはそれだけで素晴らしいことです。これはこのnoteの中で何回も出てくるのですが、本当にそう思います。
願わくば、その状態が「頑張り」で維持されていないと良いのですが。あまりに勤勉過ぎるので、ちょっと心配にもなってしまいます。
私もこれは結構苦労していることです。それなりに忙しい職業で働いてきていますので、頑張りに関しては色々と思うところがあります。
頑張りとは報酬<努力の状況
頑張っている状態というのは、現時点での報酬を、努力が上回っている状態を言います。 得られている結果よりも、努力の方が大きい場合ですね。
会社では結構この状態が多いのではないでしょうか(苦笑)。なんだか割に合わないなぁと思いつつ、努力を続けるという状況です。
報酬が外から決められる状態ですと、この状況に陥りやすいのですよね。頑張ってやってるのだけれども、報われていない感じを受けてしまいます。
そんな状況でも頑張ることができるケースは2つだけです。
ひとつは、将来的に状況が改善する見込みを持っている場合です。これは努力が一時的だと思えるので、一定期間は頑張ろうとできるのです。
今はあまり高くないけれども、将来的には報酬が上がってきて、努力を上回る見込がある。そのため、一時的には努力の方が大きくともガマンできる、というものです。
年功序列を取っている日本の会社では、相当このケースが多いのだと思います。将来的に状況が良くなると見えているので、今は猛烈に働けるのです。
一方でこのケースで困ってしまうのが、将来が不確実な場合です。これまではそこまで問題にならなかったのですが、最近は本当に将来が見えない。
なので、将来のリターンを担保に頑張るということが出来なくなってきているのです。これが最近の人事制度設計の難しいところだと思います。
報酬=外発的報酬+内発的報酬
もうひとつのケースは、報酬が心理的にかさ上げされている場合です。
お金や評価といった外から得られる報酬=外発的報酬に加えて、楽しさや成長感といった報酬=内発的報酬が加わっている場合です。
noteを書くことはこちらの場合が多いですよね。外発的報酬が得られるケースもあるものの、ほとんどの方が内発的報酬に起因して書いていらっしゃるのだと思います。
また、子育てもこちらですね。子どもの笑顔から得られる幸福感というものがないと、正直やっていられないぐらいの重労働です。それでもやってられない感はありますが…
このように、自分が心から楽しい・意味があると思っていることは、報酬としてカウントされますので、外発的な報酬が少なくともやっていけるのです。
ただ難点は、内発的報酬は自分でコントロールできないということです。自分が本当に心から楽しいと思うことしかカウントできないので、何かの活動の報酬を無理やりあげるということができません。
なのでどちらかというと、やっていたらいつのまにか報酬を得られていた、というのがこちらの方ではないかなと思います。
私のnoteは報酬をくれているのだろうか…笑
長期的には報酬>努力となることしか続かない
短期的には、報酬<努力となることにも耐えられますが、長期的にはやはり報酬>努力となっていることしか続きません。
そのため、あまりに報酬<努力となっており、それが解消する見込が立っていないのでしたら、状況を変えなければいけないのです。
他の人に優しくするのも、ちゃんとしたアウトプットができるということも、何もかも自分が第一です。まずは、誰よりも自分を大事にしないといけない。
そして、この報酬と努力の式の鍵になるのは内発的報酬です。内発的報酬には限度がないからです。
外発的報酬はどうしても平均に引っ張られます。それはもう社会の仕組みとして、得られる幅は決まっているのです。
一方で、内発的報酬は自分の心の問題なので、無限に得ることもできてしまいます。なかなか報酬で無限ってありませんよね。
ということからやっぱり、スキしか勝たんということではないでしょうか。
長期的に報酬>努力を目指していこうとするならば、スキなことをちゃんと続けるための努力は惜しんではいけないのだと思います。
自分を大切に。世界を認識しているのは自分であり、世界に働きかけるのも自分なのですから。
「もし今日が最後の日だとしても、今からやろうとしていたことをするだろうか」と。「違う」という答えが何日も続くようなら、ちょっと生き方を見直せということです。スティーブ・ジョブズ
ではでは。
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偉大なクリエイターでした。macもiTunesも素晴らしいのですが、スマートフォンとそのエコシステムという概念を、世に送り出したのが凄かったと思います。Appleの株価はその後も世界一位。組織としてAppleを残したのが、クリエイターとしての最大の偉業です。
<このnoteを書いたしょこらはこんな人です>
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