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「へぇ、ふむふむ、なるほど!」が良い提案

提案って難しいのですよね。面白いケド。

ちょっとお疲れ気味で御座います。体調はダイレクトに言葉に影響するわけで、元気の良い「!」や「♪」みたいな記号が全然出てこなくなるなぁと。

疲れると考えるパワーも落ちてしまって、何か良いことを発想したいと思うことすら面倒に。やっぱり、ちゃんと食べてちゃんと寝ることですね。

まぁそんな時は、困った時の、昔取った杵柄ネタに頼るのが一番。

提案を作る時にアドバイス頂いて、はーなるほど、と思った助言に「提案にはへぇ、ふむふむ、なるほど!」が必要である、というものが。

これは、提案が進むにつれてのクライアントの方の理想的なリアクションです。

最初は「へぇ」が欲しいのです。つまり、聞いて頂けるように気を惹くこと。

もう、皆さん忙しい方なので、面白そうなお話が無いと全然リアクション薄いわけです。そんな中、「ほほぅ?」と思って頂けることを言わないといけない。

この「へぇ」は、他業界の事例などから持って来るのが簡単です。自分の業界以外の動きは中々察知できないもの。それを使って「へぇ」と言って頂くわけですね。

で、次は「ふむふむ」なのですが、これはクライアントの方の業界や、自社に関係した課題をロジカルに話すパート。

ここは、完全にロジック力でして「まぁ、確かにね」と思って頂くことを目的とするわけです。ちょっと耳が痛い的なことも含めて。

「まぁ、確かに出来ていないなぁ」「うっせーけど正しいなぁ(笑)」と思って頂くことが目標になるわけで。一番最初の「へぇ」から、「まぁねぇ」に持って行くわけですね。

で、最後の「なるほど!」が解決策の提案パートで、「その手があったか!」ですとか「確かにそれなら上手くいきそうだ!」と思って頂く。

ここでようやく「へぇ」と「ふむふむ」パートで培った興味と課題感を解消する手段を提供する。これが提案で一番伝えたいことなわけです。

これは「今までダメだったことが、何故この方法だと上手くいくのか」を説明することなので、具体的な説得力はやっぱり大切です。

ですがそれ以上に、ワクワクすること。PDCAのようなありきたりな言葉ではなくて、なんだか新しく、上手くいきそうな感じのする言葉。そんな言葉が欲しいのです。

という気持ちの変遷を経て「じゃあ、やってみましょうか」や「具体的なお話を聞かせて下さい」と進むわけですね。

まぁ、現実にはそんな上手くは進まないのですけれども。

ですが、この「へぇ、ふむふむ、なるほど!」のフレームワークはどのようものにでも使えるものです。

そう、この文章も「へぇ、ふむふむ」で書いているのですよ!

今、他業界の事例として「へぇ」を紹介し、「ふむふむ」と確かにこう話せば上手くいくのかもねという感覚を共有させて頂いたわけです。

そして、ここからが「なるほど!」ですが、『読者を捉える三段構成タイトル付け(論理の型)』をご提案したく存じます。

つまり書き始める前に、章のタイトルを3つ書き、それが「へぇ、ふむふむ、なるほど!」になっているかをチェックするのです。

こうすることで、読者の方の気を惹きやすい文章になりますし、動きのある文章になりやすいと思います。

そのタイトルを使うかどうかはお好みで。私、この文章を書くときに、「へぇ」「ふむふむ」「なるほど」と書きましたが、恥ずかしいので消しました笑

ただ、これがあると、文章を書くことが点と点を結ぶ作業になりますので、構成が崩壊しにくいのです。

書き方にちょっと迷子な方はぜひお試し下さいませ。

そして私はというと、起承転結で書いてみようと言ってから3日、そのフレームワークを全く使っていないことに愕然としております。

ま、いっか。

皆さまの、ご提案や文章の構成創りのお役に立てば大変幸いです。

ではでは。


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「提案の技術」にフォーカスした一冊で、章立ても珍しい切り口かと思います。特に、会議設計が入っているのが実務の苦労を感じさせるところで、資料を作ってオシマイな他の本との差別化ポイントです。中々簡単には進まない提案ですか「上手くいく場合」を知っておくのは大切。

<このnoteを書いたしょこらはこんな人です>


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