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ルノアールとマイクラにはあるが、スタバとドラクエにはないものとは

先日、​​久しぶりにルノアールに行きました。相変わらずレトロな内装が素敵です。少し低いテーブル、使い古されたソファー。

長時間滞在を前提とした電源の完備に、ルノアールお決まりのご商談をしている方々。​こちらも相変わらず。​お仕事の場所として機能していますね。

そんな風景を見てから、変わらないルノアールのメニューを見ると、これって本当にマインクラフトと同じだなと想うわけです。

スタバとドラクエにないもの

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カフェと聞けばスタバが、ゲームと聞けばドラクエが思い浮かぶかと思います。ルノアールとマインクラフトの想起率はそこまで高くありません。

スタバとドラクエに​​共通するものは、圧倒的な品質です。スタバは季節ごとの新作のフラペチーノが楽しみですよね。

ドラクエは、新作が出る度に遊びたくなるような面白さがあります。ドラクエはゲームとしての面白さ、バランス感覚が素晴らしいのです。

そんな共通して高品質な2つですが、欠けているものもあります。それは、ユーザーが参加して創り出す価値です。

スタバもドラクエも創り出す側が一所懸命に新作を考えて、ユーザーはそれを消費するという立場にあります。創り手は大変だなぁ。

ルノアールとマイクラにあるもの

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ルノアールとマイクラの品質はスタバとドラクエとは比べると微妙です。季節毎のフラペチーノが出るわけもないし、映像が凄いわけでもない。

ですが、ユーザーがそこで過ごしている時間の長さを考えると、圧倒的にルノアールとマイクラは優れているのだと感じます。

ご商談といえばルノアールです。ちょっと怪しい話も含めて、ご商談はルノアールで、というマインドセット。先日も不動産の話をしている人が。

マイクラはYouTuber御用達です。長く続くゲーム実況といえばマイクラ。そのYouTubeを見て、自分で試してみる。その繰り返しで延々と遊べます。

この2つが提供しているものは、商品そのものというより場所であって、だからこそ、飽きずに長く遊ぶことができるのですよね。

プラットフォームのタネは沢山ある

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これは、プラットフォーマーと呼ばれる考え方です。皆に遊ぶものと場所を提供する、というビジネスモデルです。

プラットフォーマーと言うと通常GAFA、Google、Apple、FacebookにAmazonといった、超巨大な企業の企業の企業が頭に浮かびます。

ただ、ユーザーが集まって、ユーザーがメインの価値を創るようなビジネスは、プラットフォームだと思うのですよね。

SNSやレゴも、メインの価値はユーザーが創っている。折り紙スキが集まる場所などが出来たら、結構大きなコミュニティになるかもしれません。

もちろん、SNSであるnoteもそうですよね。書く人が集まって勝手にコンテンツが出来上がっていく。その集まりが『note』なわけです。

スキなことが多様化した世の中だからこそ、同じことがスキな人を集めること自体に価値である。色々と時代を感じる取り組みです。

コンテンツを創ってもらうという考え方

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スタバもドラクエも大スキです。ただ、盛り上がり方から言うと、皆で何かを作っていく方が盛り上がってしまう世の中なのかもしれません。

少し前に一人の天才より凡人の集団が勝るのかという議論もありました。皆で案を出した方が、良いものが出ることもある。良い仕組みがあればね

人は居場所がないと感じると、
精神を病んだり、アルコールに溺れたりする。
他者に貢献することで、居場所を確保すればいい。

『嫌われる勇気』で有名なアドラーさんの言葉です。他の人と一緒に何かをできること。それは、社会的な生き物である人間の欲求なのでしょう。

自分がスキなことをしていると、いつの間にか皆がハッピーになる。結構それって、人間の社会そのものなのかもしれませんね。

スキな場所を大切に。

ではでは。


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