見出し画像

人は余裕のない時に本性が出るから、余裕がない時に「何をしたのか」は覚えておいた方が良い

普段は優しいのに、余裕がなくなると恐くなる人っていませんか。誰かの顔が思い浮かんだ方、結構多いのではないかと思います。

毎日毎日noteを書いておいて、こんなこと言うのも大概ですが、最近メチャクチャ忙しいのです。正直、一年の中で一番忙しい時期と見ています。

そんな時にふと振り返ってみると、こういう余裕が無い時こそが、本当のその人が出る瞬間なのだろうなと思った話がありました。

余裕がある時は誰でも優しくなれる

画像1

昔の会社にはもれなく一人はいた「ウロウロおじさん」。自分の席に座っていられず、あちこちの人に声をかけてまわる人です。

最近のテレワーク環境では中々活躍できていないと思いますが、社内のコミュニケーションの潤滑油と言っても過言ではありません。

前の会社でもそんな「ウロウロおじさん」がいまして、私もよく声をかけてもらいました。

「おう!調子はどうだ!」
「そうですね。絶好調ですね」

最初は気を使って色々と返しを考えたものの、初動の返しはその後の会話に影響を与えないことに気づいて、おじさんのスキな返しをしていました。

時は経ち、チーム編成でそのおじさんの下で働くことになりました。気さくによくしゃべる方で、コミュニケーションしやく、働きやすかったのです。

余裕がない時に本性が出る

画像2

ところがです。製品に問題が出るという未曾有の事件が勃発しました。これはまずいと、出荷を止め、回収を行い、各方面に謝り続ける日々です。

幸い、お客様に怪我させてしまうなどは起こりませんでした。ただ、お取引先様には相当のご迷惑をお掛けし、対応に社内はだいぶ紛糾しました

これは、終わってみると非常に良い勉強となりました。人は追い込まれると、本当に本性が出るものです。

ベスト・オブ・ベストは、初老の歴戦の営業マンの方です。

お取引先様に「何か情報を出すまで帰さない」と一日中会議室に閉じ込められたにも関わらず、苦笑と共に和やかに帰社した猛者です。

「いやだって、調査中だから今は何も分からないじゃん」
「今、俺たちに出来る事って謝ることだけだからさ」
「それで多少は気持ち良く仕事してもらえるなら、それでいいじゃん」

この名言の数々に、心底尊敬の念を感じました。カッケェ。

一方、お察しの通り、ワースト・オブ・ワーストは「ウロウロおじさん」です。とにかく当たり散らす。これは零点。本当にゼロ点。

普段の会話は何だったのかと思うくらいに、全く人のことを考えられなくなってしまっていたのです。

逆に、自分がこうなるのはみっともないからやめようと、それはそれで本当に勉強になりました。

余裕がない時に「何をしたのか」

画像3

人は無意識ながらも「優先順位」を心に持っています。それは普段は意識されることのない優先順位かもしれません。

ですが、緊急時にはその優先順位は強く発動されます。私もこんなことを書いてますが、結構守りに入ってしまう方です。

ただ、冷静になって考えてみると、この「緊急時に何をしたのか」というのは、その時の価値観そのものなのだと感じます。

仕事を優先して、家庭がないがしろになってしまうこともあるでしょう。友人との付き合いが減ってしまうこともあるかもしれません。

良いか悪いかは別として、やはり優先したものの優先順位が、自分の中で高いと示していることを認めることがスタートではないでしょうか。

余裕がない時の優先順位を覚えて変える

画像4

当然、そんなに簡単な問題ではありません。生きるためにやらないといけないこともあるわけです。

ですが、自分が取った行動を覚えておき、それを変えないといけないと思ったら、次から変える努力をすること

その積み上げがあるからこそ、次に余裕を失った時に、自分を見失わずに済むのではないでしょうか。

余裕がない時に「何をして」「何をしなかった」のか、余裕がある時に振り返る。それが、優先順位を変えるためにできる全てなのですから。

なーんて、また普通にnoteを書いてしまっている時点で結構優先順位が高いみたいです。でも、本当に仕事しないと。

これはただ単に「テスト前に部屋の掃除がものすごく捗っちゃう病」かもしれませんね。

コメントのお返しには少々お時間下さいませ。いつもありがとうございます。

自分の優先順位を大切に。

ではでは。


<似たような話題かも>


画像5

画像6

画像7

画像8


最後まで読んで頂きまして、ありがとうございます!頂いたサポートは、noteを書きながら飲む缶コーヒーになっています。甘くて素敵な時間を頂きまして、とっても幸せです。