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限界は「超えるもの」ではなくて「経験を組み合わせてかわすもの」だと思っている

これは人により色々な意見があると思いますが、「限界を超えろ」というようなキャッチコピーが、そんなに好きではなくなってしまいました。

昔はそんなポジティブでやる気の出るコピーが大好きで、そんなキャッチコピーを求めていた時期があったものです。

ただ実際に「限界」を感じてみると、これが本当に良いことなのだろうかと感じてしまいます。「限界」は、限界だから「限界」なのです。

限界を感じるまでやることは大切

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誤解のないようにということで紙面を割くのですが、「限界」を感じるまでやることはとても大切なことだとも思っています。

物事が伸びない理由の多くが「続かないこと」であって、「限界を感じること」ではないからです。大体限界にたどり着く前にやめてしまう。

限界を感じることは、今後どれだけ努力を重ねても超えることがないであろう圧倒的な壁を知ることであり、恐怖を覚える程の経験をすることです。

この分野ではどう頑張ってもこの人にはかなわない、​​この路線で進めてもどう頑張っても上手くいかない。それを頭ではなく体で感じることです。

そのような体験をすると、回復に時間が掛かります。「良くなるためには、悪くなったのと同じぐらいの時間が掛かる」が持論です。

それに打ち込んだ時間が長ければ長いほど、限界を感じてから立ち直るまでに時間がかかるものです。

ただ、それでも「限界を感じる経験をする」ことは良いことだと思っていまして、それがあるから次のステップに進めるのです。

ちなみに、人はつらかった時の思い出を美化する傾向があるらしいです。​​つらかった時の思い出を語る人の話は、話半分に聞いて下さいね笑

限界を超えた先に良いことがあるのか

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さてさて、そんな感じてしまった限界。そこからどう対応するかは2つの道があります。当然、​​続けるか、諦めるかです。

続けることが必要なこともあります。それを続けると良いことがある場合です。大きな成果は、基本的に大きな代償の先にしかありません

目指す大きな成果が見えている時には、限界を感じていたとしても頑張り時なのでしょう。と言うよりその場合には、悩むことなく続行が選ばれます

問題は、そして多くの場合は、続けたとしても、得られるものがあるかどうかわからない場合です。

そんな時に限界を感じたことがない人ほど「続けることが大切だ」と言うのですが、経験のある人は、本気で「立ち止まれ」と言ってくれるはずです。

限界を感じるぐらいまで行き過ぎている時は、頭がヒートアップしてしまっていて、冷静な判断を下せなくなっていることが多いのです。

一時的にでも冷静にしてくれる人は有り難いものです。素直に言葉を聞くのも難しい状態になってしまうのですが、一度止まることは本当に大切

これはヒートアップする前に知っておかないとできないことです。こんなこと言っていた人もいたなと、話半分に頭に入れて頂けたら大変に幸いです。

限界は「経験の組み合わせ」でかわせる

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大体限界を感じている時というのは、「その道を外れた後にどうすれば良いのか分からない」という不安がつきまといます。

そういうものなのです。限界を感じるほど打ち込んだわけですから。それを取ってしまうと何が残るのかと、ものすごく不安になるものです。

ですが、私の経験からは、限界は「超えられなく」ても「かわすことができる」と思っています。必ずしも超える必要なんてないのです。

そしてかわし方は、それまでの「経験を組み合わせること」です。限界を感じるまで進めた道は、必ず財産として自分の中に残っています。

それを活かすようにして、別の方向に進むこと。それが本当に「自分らしい道」を進むことなのだと感じています。

「限界を感じた道」というものは「誰か他の人が創った道」です。自分で創った道ではないのです。

それは、誰かが何かに限界を感じて創った道なのかもしれません。そんな他人の道を歩くことがいくら上手でも、それは他人の道なのです。

「自分らしい道」というものは必ずあります。それは探すものではなくて創るものです。そのためにこれまで培ってきた経験を使うのです。

よく「差別化しろ」と言われますが、それは「他の人の道を進むな」という意味でもあります。他の人の道は、他の人に最適化された道なのですから。

「自分の道」を創りましょう。その方が、楽ですし、上手くいきますし、何より楽しく感じると思います。自分のものなのですから。

「経験の組み合わせ」で自由になれる

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限界を感じるまでやってみること。一方で、感じたら自分の道を創ること。そのために、培った経験を活かすこと。

そんな壁に当たって別の方向に進んでまた壁に当たる「ルンバ方式」で進むと、障害物の多すぎる世の中でもなんとかやっていけるのかなと思います。

逆に言えば、そのためには進むたびに、組み合わせる材料としての経験を仕入れることも必要になります。経験は仕入れるものなのです。

その素材を使って創り上げるものが、自分らしさという完成品であり、自分らしい生き方という道でもあると、ようやく今は思えています。

自分のことを、この世の誰とも比べてはいけない。
それは自分自身を侮辱する行為だ

マイクロソフトのビル・ゲイツさんの言葉です。他の人の道を進んだ先にある「比較」は人生を駄目にします

皆が知っている道を進むから、比べられてしまうのです。

比較できない人生を。自分らしい人生を。

ではでは。


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