ストロングゼロ・ストラテジーの描き方
ストロングゼロ。それはとても機能的な飲料。
いかに早く、いかにお手軽に、いかに気持ち良く酔っ払ってしまうためにある商品です。間違いない。
一時期、このストロングゼロを飲んでTwitterに投稿するストロングゼロ投稿が流行ったのだとか。まぁ、気持ちは良く分かります。
ストロングゼロ・小説
その人気の高さから、「ストロングゼロ小説」も出てしまいました。
金原ひとみさんの『アンソーシャルディスタンス』の一遍で、タイトルもそのまま『ストロングゼロ』。
アルコールに溺れた女性の崩れていく日常を、ひたりと背中に迫る恐怖と共に描いている作品で、いやいやさすがにと思いつつも妙に現実的。
ただアルコールを求めてコンビニに入り、仕事中にもお酒臭いと言われる主人公は、平行世界の自分のようだったり。今世ではさすがにやらないよ。
金原ひとみさんは『蛇にピアス』からのフロントランナー。劇薬な小説が多いので、合う合わないは分かれてしまうかもしれません。
が、時折食べるスパイスカレーがハチャメチャに美味しいように、劇薬な金原小説はまさにエンターテイメントだと思うのです。
ストロングゼロ・アドバイス
ふと自分を鑑みると、そういえばストロングゼロで資料作りをしていたこともあったなぁと思い出します。数年前ね。
それまで家でお酒を飲む習慣はなかったのですが、数十人の歴戦の営業マンを相手に日々方針出しをする立場になり、程々にしんどい思いをしました。
それを見かねた社長から金言のアドバイス。
「飲め。飲めば忘れる。忘れるから明日を迎えられる」
「人生そういうものだ」
素直な私はそのまま言うことを聞き、飲みながら方針の資料を作る日々が始まってしまったのです。サンクス・ストロングゼロ。
ストロングゼロ・ストラテジー
そんな経験から、ストロングゼロ・ストラテジーの描き方を少々。
<用意するもの>
1. ストロングゼロ
2. PC
3. 紙と鉛筆
まず、ストロングゼロをプシュッと開けて…はいけない!ちょっと待ちましょう。
次に、PCのパワーポイントを開きます。さっそく図形を描いて…はいけない!ちょっと待ちましょう。
ストロングゼロとPCの準備が出来たら、紙と鉛筆を手に「何の資料を作るかの一覧」を下書きで書き出して下さい。箇条書きで構いません。
その後、箇条書き毎に資料の下書きをします。どんな感じの資料を作るのかを簡単に描くのです。
お待ち遠様でした。ストロングゼロをプシュッと開けてお召し上がり下さい。あとは、下書きをPCで再現するだけ。好きなように飲んで下さい。
注意点は、必ず下書きを終えてから飲むこと。
PCで資料を作ることは作業。それはストロングゼロに助けてもらいます。ですが、下書きは仕事。それはストロングゼロには助けてもらえません。
どうぞ、ご留意を。
ストロングゼロ・ジェラシー
なんでいきなりストロングゼロのnoteを書き始めたかと言いますと、金原ひとみさんが同じ年生まれであることに気付いてしまったからなのです。
宇多田ヒカル。金原ひとみ。ちょっとこの年、大物が多すぎるよ。
同じ時間生きてきたはずなのに、随分と差がついてしまったナァなんて思いつつ、今晩の友人である懐かしのストロングゼロに手を伸ばします。
が、ストロングゼロはもうあまりに軽かったのです。
最後の一滴を頂き、ふと。
まぁ、人生そういうものかと、コトリとストロングゼロを置いたのでした。
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最後まで読んで頂きまして、ありがとうございます!頂いたサポートは、noteを書きながら飲む珈琲になっています。一緒に珈琲乾杯しましょう!