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会議を盛り上げる方法は、さんま師匠に学べ

偉大すぎて名を出すだけで畏れ多いのですが。

先日、noterの方同士でのオンライン会議に参加させて頂いて、とても盛り上がりました。1時間予定していたところが、2時間話し込んでしまいました。

主催者のちゃわんさんのアレンジがとても行き届いており、参加した人、皆が気持ち良くお話できました。

盛り上がった理由をもう少し考えてみると、話し手と聴き手がバランスよく配置されていたことが大きかった気がします。

会議が盛り上がるかどうかは、このバランスが大きいのです。そして、特に聴き手が良いことが盛り上がる秘訣ではないでしょうか。

良い聴き手がいると会議は盛り上がる

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会議は議論をする場です。そして議論とは、意見と意見がぶつかり合って、新しい意見を創り出すプロセスである、と考えています。

この議論が盛り上がるかどうかは、ファシリテーターの力量に拠るところが多かったりします。

では良いファシリテーターとは何かと言うと、自分の意見を持ちつつも、全体の流れを見ながら、みんなの話を聴いてくれる人だったりします。

最初は本当に聴くだけでも良いのです。皆の意見を聴いて、それを可視化する。それだけで、議論は盛り上がるものです。

さらに、全体の流れを見て、議論が起こるように平等に発言者を選定する。そんなファシリテーターがいると、議論はとても凄く盛り上がるのです。

聴き手こそが場をコントロールしている

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このことから、話し手よりも、実はこのアクティブな聴き手こそが会議のコントロールをしていると言えるのではないでしょうか。

そうなのです。大きな声で発言する人が会議をリードしているように見えますが、実は全体の流れを調整している人がいるものなのです。

盛り上がった会議を思い出して頂くと、一人は良いキーマンがいるはずです。全体の流れを見ながら、上手く議論のバランスをとってくれる人です。

これは何も会議だけではなくて、様々なイベントでもそうだったりします。 勉強会、結婚式、そして、合コン。人が多く集まれば集まるほど、ファシリテーターの重要性は増すものです。

そして良いファシリテーターは、傾聴をテコに、参加した人へと、参加して良かったという満足感をもたらしてくれるのです。

さんま師匠の盛り上げ術 

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実はこれって、日々テレビで見ていることなのです。そう、バラエティ番組ですね。バラエティ番組の司会者は、このファシリテーションの能力が圧倒的なのです。

その中でも、お笑いの怪物と称される、さんま師匠は圧倒的です。芸人でも素人でも、ひな壇に集めてさんま師匠の前に出せば、もうエンターテインメントの出来上がりです。

ファシリテーションという観点から、素晴らしいなと思っているのは以下の3点でして、常々心に留めておくべきことだと思っています。

1. とにかく聴く
2. 何を話しても膨らませる
3. 話したそうな人をタイムリーに指す

まず、とにかく聴くは、上にも書きましたように、一番大切なことです。

少しさんま師匠の映像を思い浮かべていただくと、「おお!」「そんで?」という相槌が多いのが思い浮かぶのではないでしょうか。

とにかく話を聴いてくれるのです。最後まで。おそらく話している側は、自分が喋りの天才になったかのような気分になれるのではないかと思います。

この、話す人に気持ちよく話してもらうということは、兎にも角にも大切なことです。ベストセラー『人は話し方が9割』も、実は聴くことの重要性を語った本だと言われています。

また、何を話しても膨らませてくれるという安心感は、話し手をより雄弁にします。どんな話をしても最後は拾ってもらえる。本当にそうなのです。

どんな小さな発言からも、自分の経験や他の参加者に関連付けて、笑いへと変えてくれる。この安心感があれば、それは話しやすくなりますよね。

そして最後に、話の振り方が圧倒的に上手いのです。話したそうな人に話を振り、話したくなさそうな人には話を振らない。この匙加減が絶妙。

どの参加者にもチャンスを与えてくれる。参加した人は満足して帰路につくことでしょうし、観ている視聴者も気持ちが良いのです。

そんな、場の回しの上手さは、いつ見ても何度見ても、学ぶところしかありません。

会議を盛り上げる=おもてなしの心

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ということで、会議を盛り上げるということは、意見を上手に発表することと同じか、もしくはそれ以上に大切で、難しく、でも面白いことなのです。

私は結構ファシリテーターが好きだったりします。参加してくれた人が気持ち良く会議を終えてもらえることが、自分の喜びでもあるのです。

そのためには、やはり聴くことから始まります。話している人が気持ちよく話せるように聴くこと。それがファシリテーションの起源にして頂点な気もします。

そんな聴くことを生むのは、おもてなしの心ではないでしょうか。その場を良くするために、誠心誠意尽くすという気持ちです。

皆で良い時間を創ろう、という気持ちが、結果として良い議論を生むのだと思っています。

ということで、次回さんま師匠をテレビで見かけた時には、それをファシリテーションショーとしてご覧下さいませ。

皆さまのファシリテーションによって、一人でも多くの人が会議をスキになりますように。

ではでは。


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上手くいくかどうかは経験に拠るところが大きいのですが、会議の基本的な型を知ることは、成長を促してくれるものだと思います。会議は設計の段階から始まっており、ネクストアクションを合意することで終わります。その目的達成を主導することが、ファシリテーションです。

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