発信の一番大切なコツは「レベルを上げて物理で殴る」ことだと感じている
文章を書いて公開する限りは、やはり読んで頂きたいと思うのは当然のこと。ですが、なかなか読んで頂ける文章は書けないものです。
文章は、①話題、②読み手の想定、③物語の進め方といった3大要素に加えて、文中の言葉遣いの良し悪しといった運のような要素も入ってきます。
これらががっちり噛み合った時に「読まれる文章」になるのであって、逆に言えば、噛み合わないで読まれる文章にならないことの方が多いのです。
結構MPを使うし当たらない
前にnoteを書くのは結構な大魔法であると書いたことがあります。そうなのです。文章を書くというのはとてもMPを消耗します。
文章を繰り出すのに必要な力。これは明らかに体力であるHPとは違って、魔法力と言うしかないような、特別な力です。
そしてHPと同じように、日々消費していくものです。何かを決めたり、何かを創ったり、感情の起伏を抑えたり。様々な所で使う力です。
そんな日常生活に欠かせないMPを使って、私たちは文章を書いています。ただ、とてもMPを使うので、「書くこと」自体が大変なのです。
そして書いたとしても、読まれるためには、冒頭のようにさまざまな要素ががっちり噛み合っないといけません。
なので、大魔法を使ってもなかなか当たらないのが正直なところです。これでは続かないというのは当然のことなのかなとも思います。
オペレーショナル・エクセレンス
そこで大切にするべきは、「当たるかどうか」より先に「レベルを上げる」ことを重視するという考え方です。
「レベルを上げる」ことには2つ良いことがあります。
ひとつめは、レベルを上げると要素を噛み合わせる力が上がります。RPGで言う「精神力」が上がり、魔法のパワーが上がります。
「精神力」とはつまり、「練り上げる力」だったと分かったのは最近のことです。文章に必要な要素をがっちり噛み合わせる力です。
この魔法の威力を上げる「精神力」が上がることで、魔法が当たりやすくなり、当たった時の効果も大きくなるのです。
もうひとつは、レベルが上がるとMPの最大値が上がります。単純に、MPが上がれば使える魔法の量も増えるのです。
これまでフルパワーで放っていた魔法も、5割程度の力で打てるようになるのです。数を打てるようになるので、単純に当たる確率が上がります。
この精神力アップと最大MPアップの2つを叶えてくれるのがレベルアップであり、まずはそれを目指した方が良いだろうなと思うのです。
これは経営理論でいう「オペレーショナル・エクセレンス」という考えと似ています。
オペレーショナル・エクセレンスは、実行力を上げに上げて、他の人がマネできないレベルに達してしまおうという考え方です。
同じ事をやってるようでも、やり方にも差がありますし、効率にも差があります。実は同じ事をやっているわけではないのです。
このマネ出来ないレベルを目指すことで、他の人が「どうしてそれができるの」と思うレベルに達してしまう作戦ということです。
努力しても報われないけど、努力しないと報われない
こう書いてみるとなかなか脳筋な考え方だなと自分でも思います。ただ、こんな努力こそが、結果が出るための唯一の道だろうなとも思います。
成功者はたいてい「自分は運が良かっただけです」と言います。半分その通りで、半分ウソなので気を付けないといけない言葉です。
成功者の「運が良かっただけ」は、実は以下のことを意味しています。
(目茶苦茶考えて、もの凄い思考錯誤をして、努力を積み重ねて、ダメな時も沢山経験して、それでも諦めないで続けて、沢山創ったうちの一つがようやく当たったので)運が良かっただけです。
「運が良かっただけ」は、その前の()の中にある努力の一つが花開いたものなので、努力しなくていいということは一言も言ってないわけです。
努力をしたからといっても報われるわけではないのだけれども、努力をしないと何も報われないよね、とは最近同僚の方と話した言葉。
本当にその通りで、人事を尽くして天命を待つという状態が、「運が良かっただけ」が起こる状態なのだと感じています。
レベルを上げて物理で殴れ
ということで発信に一番大切なことは、最初から結果を求めに行くのではなくて、「今はレベルアップをする期間なのだと思う」ことです。
そんなレベルアップのための地道な経験値集めが日々書くことであり、日々発信することではないでしょうか。
なので別に毎回毎回当たらなくてもいいのです。経験値は確実に貯まっているのですから。
愛情があるかどうかを確認しないと
成り立たない関係なら、やめたほうがいいわね。
彼のことをすきなんでしょう?
いいじゃない、それで。
芸術家・岡本太郎さんのパートナーであった岡本敏子さんの言葉です。何かを続けるということは、そういうことだと感じます。
ピュアに楽しい、上手くなる。そんな、続けることによるメリットが努力を上回れば人は続けますし、そうでなければ止める。それだけ。
そして、そのメリットを他の人に求めるより、自分のレベルアップに求めた方が、続けられるだろうなと思います。
魔法を当てに行くのは、レベルアップした後でいい。結局、「レベルを上げて、物理で殴る」が最強の戦法ではないでしょうか。
あれ。魔法ですらなくなってしまった。
ではでは。
<似たような話題かも>
最後まで読んで頂きまして、ありがとうございます!頂いたサポートは、noteを書きながら飲む珈琲になっています。一緒に珈琲乾杯しましょう!