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No.36 花ひらくパフェ Marron🌰 / パスカル・ル・ガック

今年最後の花ひらくパフェを食べてきました。
栗パフェは12月上旬~中旬辺りまでだと思います。
洋梨の入荷次第みたいなので、要電話確認です。
完全予約制なので来店日の2日前までに予約必須です。

写真と去年のイベントで聞いたパフェ話がメインです。

Instagram~パフェの構成について~

インスタの説明は去年のものです。
今年も一緒の構成でした。

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・甘い系
 ミルクチョコ、バニラのメレンゲ、マロンクリーム、マロンのアイス、
 ヴァニラのサブレ、ジュレ
・さっぱり系
 マロングラッセ、洋梨、バニラの生クリーム、
 カシスのコンフィチュール、渋川栗の甘露煮


パフェの写真

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下からぐるりと一周します📸

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花をはずして上から一枚📷

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最初のこの状態はグリーンレモンの香りがとってもイイです🍋

パフェについての小話

2019年のパフェイベントで聞いた話です。
箇条書きでざっくりと記載します。

・12月以降はバレンタインで忙しくなるので
 マロンパフェを作成する予定はなかった
 花ひらくパフェファンの声が多かったため栗パフェを作成

・パフェは重労働
 構想と仕込みが大変
 仕込みが一番大事
 マロンパフェは構想時間が短く、知恵を振り絞った作品

・洋梨:サンファーム吉田さんはパティシエ向けの品種を作っている農家

・洋梨を収穫(品種:ゼネラル・レクラール)
 →ひと月くらい貯蔵(芋っぽい味の状態)
 →でんぷんが変化して甘くなる
 →追熟して最高の状態でパフェに使用

・洋梨は追熟が一番難しい
 黄金色になるまで熟成しないと
 栗と対等の味にならない
※写真は去年のイベント時のものです。

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・グリーンレモンは和歌山県産
 花ひらくパフェ作者の眞砂シェフは和歌山出身
 知人に採ってきてもらった天然レモンを使用

・栗🌰
 和栗
 愛媛の四万十栗、中山栗

 フランス産の栗
 熊本 or 宮崎産の栗(一粒200円くらい)

 和栗は粘り気がなくパサパサしている
 シェフ的には口当たりがイマイチと感じる
 フランス産の栗は粘り気がある

・栗は完成されている
 掛け算よりも足し算でパフェを構成
 人間は糖を美味しいと感じる
 栗はでんぷんの塊だから糖をプラスしている

・栗は生クリームと合わせると分離するので
 ピューレにして素材の味を活かす

・バニラのサブレは好評だったので桃パフェから継続
 今回から四角い形に変更

・カシスはアクセント程度の使い方
 シェフの好み

・パフェはメインの一皿という感じで作っている
 一番美味しく食べられる状態に体調を整えてお店へ向かうのがBESTです

・自分(シェフ)が食べたいパフェを作りたい 


栗パフェの好きなところ

・フレッシュな洋梨と栗のマリアージュ
Googleで洋梨と栗を検索したら
思いのほか色々とスイーツがヒットしますね。
自分はこのパフェが初めての洋梨×栗の組み合わせでした。
マロンクリーム、マロンアイス、甘露煮などなど
数種類の洋梨×栗のマリアージュが楽しめます🌰🍐
いまのところ、このパフェ以外で
洋梨を食べる機会がありませんので、
貴重なマリアージュ体験です。

・マロンクリームたっっっぷり
中央のモンブランのような塊が濃く甘~く美味しいので好きです💕
このモンブランだけテイクアウトしたいくらい好きです。
中央はマロンアイスになっています。
クリームもアイスもたっぷり入っていますので
全パーツと一緒に食べ進められます。

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最後はバニラの香りが充満します。
檸檬の香りは最初だけなので、忘れずにご確認を。
レモンとオレンジはちみつのジュレがさっぱりしているので
余韻はさっぱりです。重くはありません。

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花ひらくケーキ Marron

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パフェよりもあっさりしている印象でした。
今回もパフェのあとでも軽く食べられます。


いまからはクリスマスとバレンタインシーズンに入りますので、
パフェは来年春まで待つ必要があります。
花ひらくパフェの作者が退店されているので、
来年は今年とは違うパフェに出逢えるかもしれません。
楽しみに待ってます♪

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