スキマバイト市場とビジネス必勝法

こんばんは、エルモです。

スキマバイトサービスを提供するタイミーをハックしたツイートが見つかり、話題になっていました。

趣旨は「チェーン店のオペレーションを実地で調査できてしまう(しかもお金をもらいながら)」です。

元のバイト体験ツイートをした小林さん(@taigak5884)はVR事業を手がける起業家だそうで、「なぜスキマバイトをするのか?」を以下のnoteにまとめています。

一言で言うと、「現場の解像度理解を高めるのにバイトは最適」という話でした。

目的意識を持ってタイミーハックをすると、現場目線で働く経験(動かされる側)と経営・マネジメント目線でいかに効率よく人を働かせるか(動かす側)の2つの視点で現場観察ができます。

もちろん、高い視座・目的意識を持っていれば、自分が本業で働いている持ち場でも「動かす側」「動かされる側」の両視点でビジネス現場を見ることも理論上はできるのですが、実際のところは、自分が普段から身を置き続けている場で複数の視点でフラットに観察することはなかなかできないでしょう。

その意味で、新しい場所にポッと置かれ、「人を動かす側」「動かされる側」を一度のバイトでオペレーション目線で現場調査ができるスポットバイトは、他のビジネスに活かせる格好の場だと思います。

余談
ただし、このお金をもらいながら市場調査ができるハックは今がスポットバイト黎明期だからです。仮に、スポットバイトが労働市場への供給の多くを占めるようになると、企業側もその情報盗難対策をしてくるようになるんじゃないかなぁとも思います。よりマニュアルも厳格に整備されるのではないでしょうか。

あと、スキマバイトの普及は資本主義の加速アシスト、でもありますよね。マクドナルドや吉野家のようなマニュアルが整備された企業ほど労働力不足を補いやすく、街の個人経営商店ほど雑務が多くスキマバイトは使いづらい傾向にあるはずです。その意味で、どのビジネスも生産性を上げるために、「誰がやっても同じアウトプットが出せる」仕組み化・効率化がさらに求められてくるように感じます。

スキマバイトで思い出したビジネス必勝法

さて、では今日の本題です。

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